「しらゆき」が特急で復活。北陸新幹線開業による在来線の動向 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

2015年3月14日の北陸新幹線金沢開業によって、在来線の優等列車も大きく変貌します。
現在首都圏対北陸のメインルートとなっている北越急行ほくほく線経由の特急「はくたか」は、その役目も名称も北陸新幹線に譲って廃止されます。

(「はくたか」クロ681-2005・くびき・2007年9月15日)
ほくほく線は在来線で初めて160km/h運転を実現し、681系本来の力を発揮させたことで有名ですが、まさに役目を全うしたことになります。
ほくほく線が所有する車両のうち683系8000番代はJR西日本に譲渡されることになっているそうです。

(「はくたか」クロ681-8001・津幡~倶利伽羅・2011年2月8日)
しかし681系2000番代の動向は今のところ不明。

(「はくたか」クロ681-2001・越後湯沢・2002年12月15日)
高速でトンネルに進入することによる気圧変動による車体の老朽化が進んでいるという話ですが、JR西日本で活躍を続けてもらいたいところです。またほくほく線内での快速運転の構想もありましたが、実現する事はできないのでしょうか?

いわゆる並行在来線である北陸本線金沢~直江津間、信越本線長野~直江津間は第3セクター化されます。
その結果「サンダーバード」の金沢~富山・泊間と「おはようエクスプレス」が廃止されます。

(「サンダーバード」クロ683-6・倶利伽羅~石動・2011年2月8日)
金沢~和倉温泉間は4往復中1往復のみが残ります。

「しらさぎ」も金沢~富山・和倉温泉間を廃止。

(「しらざぎ」クハ683-2703・津幡~中津幡・2011年2月8日)
その一方で金沢~和倉温泉間に特急が5往復新設されます。
また福井~金沢間にも特急が3往復新設されます。これらの特急はどんな愛称になるのでしょうか?

金沢~新潟間の特急「北越」も廃止されます。

(「北越」クハ481-3043・有間川~谷浜・2007年9月15日)
また新井・高田~新潟間の快速「くびき野」も廃止されます。

(「くびき野」クロハ481-1011・長岡・2008年3月29日)
これによって485系の動向が気になりますね。

その一方で新井・上越妙高~新潟間に特急「しらゆき」が5往復新設されます。車両はE653系1100番代4両編成4本を使用。

(JR東日本プレスリリースより)
これは「フレッシュひたち」用E653系付属編成を改造したもので、カラーリングを一新し、座席はE7系と同タイプのものを装備する予定です。

(JR東日本プレスリリースより)
「しらゆき」はかつて金沢~新潟間を走ったディーゼル急行の名称でした。

(「しらゆき」キハ58 709・長岡・1981年8月)
当時は運転区間がすべて電化区間のディーゼル急行も数多く運転されていました。
このほか快速列車を糸魚川~新潟間に1往復、新井~新潟間に2往復運転。愛称があるかどうかはまだわかりません。

信越本線長野~直江津間で運転されている普通・快速「妙高号」も、同区間が第3セクター化されるため廃止となります。

(「妙高号」クハ188-601・黒姫~妙高高原・2013年5月3日)
ついに183・189系「あさまカラー」の定期運用が終了することになりますね。

北陸新幹線開業の影響は結構大きなものとなりますから、冬になる前にもう一度行っておきたいところです。