
(05 006・北綾瀬・2014年5月19日)
転用された4編成は3両編成に短縮され、走行機器をVVVFインバータに交換。ワンマン運転対応となったほか、内外装も近代化されています。この日は第6編成が運用に入っていましたが、ネットなどでは第1編成、第13編成の運用が確認できるようです。
北綾瀬支線は千代田線の綾瀬車両基地への回送線を活用した路線で、綾瀬~北綾瀬間を折り返し運転しています。現在はワンマン運行で各駅にはホームドアを設置。10分間隔で運転され、2編成を使用しています。
訪れた時は、05系第6編成と5000系アルミ試作車5151編成が使用されていました。

(5151・北綾瀬・2014年5月19日)
今回の05系投入で置き換えの対象となる5000系アルミ試作車も元は東西線で活躍していた車両で、1967年に製造されました。1992年には冷房改造に伴い界磁添加励磁制御方式への変更されたほか、車体更新工事を実施。1999年に05N系の投入で置き換えられた後、千代田線に合わせた改造を施して営業運転を開始。この時に5000系ステンレス車2編成を置き換えています。
余談ですが置き換えられた5000系ステンレス車は1969年の千代田線開業時に新製投入された車両。千代田線用5000系ステンレス車は53両いましたが、6000系の増備で47両は東西線に転属。残された3両編成2本は最後まで千代田線北綾瀬支線で運用されたため、唯一東西線での運行実績がありません。
そんなステンレス車を置き換えたアルミ車は、その後ワンマン化などの改造を実施して活躍しましたが、今回の05系投入で引退することになります。
06系第6編成は途中で綾瀬車両基地に入区。

(06 016・北綾瀬・2014年5月19日)
行き先表示は「ワンマン」と行き先(「北綾瀬↔綾瀬」もしくは「北綾瀬」)が交互に表示されていました。
入れ違いに出区してきたのは5000系アルミ試作車5152編成。

(5952・北綾瀬・2014年5月19日)
5000系アルミ試作車は2編成ともまだ健在だということですね。

(5952・北綾瀬・2014年5月19日)
今回、綾瀬車両基地周辺を歩いてみましたが、跨線橋が閉鎖されてしまい一望できず、6000系第1次試作車である6000ハイフン編成や05系第3編成の様子はわかりませんでした。

(6000-1・綾瀬・2012年11月16日)
そのようなわけで6000ハイフン編成の動向が気になるところです。