
(クハ81111・高坂~東松山・2014年3月29日)
セイジクリームは、1974~1985年まで東武の通勤形電車の塗色です。それまでの塗色だったロイヤルベージュとインターナショナルオレンジのツートンカラーから、塗装の簡略化を目的として変更されたものです。

(クハ8105・坂戸~北坂戸・1984年)
ちなみに当時、この塗色の評判はあまり良くなく、「下塗り電車」と揶揄されていました。
そんなセイジクリームへのリバイバル。ロイヤルベージュとインターナショナルオレンジのツートンカラーにしなかったのは、この8111Fが存在するからなのでしょう。

(クハ8111・森林公園検車区・2013年11月17日)
8111Fは東武博物館が所有する動態保存電車で、イベントがあれば各地に遠征します。
なおこのカラーは2004~2005年に8108Fでリバイバルしていました。
さて、セイジクリームとなった81111Fですが、今日の運用は朝と晩に越生線を往復する運用で、日中は森林公園検車区で昼寝をしていました。そこで昼寝中の81111Fを撮影。

(クハ84111・森林公園検車区・2014年3月29日)
更新車顔とセイジクリームの組合せは、これが初めてとなります。原型顔は8111Fしかいないので仕方がないですね。

(クハ84100/クハ84111・森林公園検車区・2014年3月29日)
森林公園検車区の8000系は東上線池袋~小川町間で使用される編成と小川町~寄居間と越生線で使用されるワンマン仕様に分かれていますが、この2編成はいずれもワンマン仕様。つまり通常81111Fは坂戸以南には姿を見せないことになります。
このあと81111Fは越生線の夜の運用に就くため、森林公園から坂戸まで回送されます。そこで高坂~東松山間に移動して待ち構えることにしました。
で、待っている間にやってきたのは8506F+8185F。

(クハ8606・高坂~東松山・2014年3月29日)
2両編成と8両編成を連結した東上線本線系統用の編成です。

(クハ8185・高坂~東松山・2014年3月29日)
ちなみに8両編成で現存するのはこの8185Fと8175F、8181Fの3編成しか残っていないようです。
そしてやってきた81111Fの回送列車。

(クハ81111・高坂~東松山・2014年3月29日)
まだ違和感を感じますが、すぐに見慣れることでしょう(笑