1月21日の高崎機関区&高崎車両センター高崎支所 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

C58の試運転を撮影した帰り道、JR貨物高崎機関区とJR東日本高崎車両センター高崎支所に立ち寄ってみました。

(EH200-19/EF200-901/EH200-12・高崎機関区・2014年1月21日)
元々は1942年10月1日に発足した高崎機関区高崎操車場支区がルーツ。1943年2月1日に高崎第二機関区に改組されました。一方高崎機関区は高崎第一機関区に改称。高崎第一機関区は1844年5月1日に発足し、高崎駅の北東、現在の上越新幹線が走っている付近にありました。また1922年6月1日には高崎検車庫が発足。こちらは1951年4月1日に高崎客車区に改称しました。
国鉄分割民営化を直前に控えた1987年3月1日に高崎第一機関区と高崎客車区が統合されて高崎運転所となり、それに伴って高崎第二機関区は高崎機関区に改称され、高崎運転所はJR東日本に、高崎機関区はJR貨物にそれぞれ承継されました。その後2004年6月1日に高崎運転所は高崎車両センターに改称され、2005年12月10日に新前橋電車区と統合。高崎車両センターの本所は新前橋に移転し、高崎は支所となりました。

現在高崎機関区に配置されているのはEH200形24両。

(EH200-19・高崎機関区・2014年1月21日)
EF64形の重連運転を単機で行ない、上越線や中央本線、篠ノ井線を中心に関東甲信越で活躍しています。

かつての主だったEF64形1000番代ですが、現在JR貨物所属機は全機愛知機関区(旧・稲沢第二機関区)に配置され、東海道本線経由で高崎にも顔を出します。

(EF64 1036/EF210-131/EH200-2・高崎機関区・1月21日)
JR貨物は原則として1形式を1機関区に集中配置する方針をとっています。ただしEF210形は新鶴見、吹田、岡山に分散配置され、またセノハチの補機300番代が広島機関区に配属されています。

構内にはDE10 3506がいました。元はJR東日本のDE15 1529で、JR貨物に譲渡された際にラッセルヘッドを連結する機能を外して改番しました。

(DE10 3506・高崎機関区・1月21日)
たしか東新潟機関区に配置されていると思いますが、後部に標識板が付いていたので大宮車両所へ入場回送の途中なのかも知れません。

(DE10 3506・高崎機関区・1月21日)
機関区の片隅にはEF65形1000番代が留置されていました。

(EF65 1072・高崎機関区・1月21日)
JR貨物のEF65形は新鶴見機関区に集中配置されていますが、この1072号機は二種休車の札が入っていました。またJR貨物のEF65形は100km/h以上の運転の際に必要な保安機器を搭載していないため、JR旅客会社のEF65形と区別するために元番号+1000に改番されましたが、この1072号機は原番のままです。
ちなみに1972号機は自動ブレーキの常用減圧促進改造を実施し、コキ50000形250000番代の100km/h運転に対応しているため、ナンバープレートが赤く識別されています。
1079号機も同様の改造が実施されています。

(EF65 1079・高崎機関区・1月21日)
なお、コキ50000形250000番代が110km/h対応のコキ100形へ置き換えが進み、牽引機もEF66形以降となったため、赤プレート機の限定運用は解除されています。

(EF65 1078・高崎機関区・1月21日)
EF65 2058も留置されていましたが、こちらはただ単に休んでいるのかどうかわかりません。

(EF65 2058/EF65 1122/EF651079・高崎機関区・1月21日)
この場所は休車になった車両がよく留置されていた場所なので、札は入ってないものの休車状態なのかも知れませんね。

JR東日本の高崎車両センターには国鉄色のDD51形800番代がたむろしていました。DD51形800番代は貨物専用で蒸気発生装置(SG)を非搭載とする代わりに死重を積んでいます。

(DD51 895/DD51 842/DD51 897/DD51 888・高崎車両センター・2014年1月21日)
4両配置されているDD51形800番代のうち、897号機を除く3両はお召し装備となっています。

DD51 888はC58の試運転に付き合っていました。

(DD51 888・高崎車両センター・2014年1月21日)
ビニールシートを被っているDE10形は昨年2月4日に火災を起こした1698号機でしょうか。

EF64 1001とEF60 19の姿も見えました。

(EF64 1001/EF60 19・高崎車両センター・2014年1月21日)
工事臨時列車やイベント列車で活躍する2両。もう1両のEF65 501の姿は見えませんでした。
ターンテーブルにはかつて山北機関区の扇形庫が移設されていたらしいのですが、現在はD51用、C61用、EF55用の独立した検修庫が設置されています。ただしC58が試運転していた間は、EF55 1は外に追い出されていたようです。

(EF55 1・高崎車両センター・2014年1月21日)
C58は盛岡に向かったので、EF55 1も今は蔵の中に戻っていることでしょう。