
(クロ2002・河口湖・2014年1月18日)
ご覧の通り、愛称表示器も「パノラマエクスプレスアルプス」となりました。

(クロ2002・河口湖・2014年1月18日)
「パノラマエクスプレスアルプス」:はデビュー当時、原宿駅の宮廷ホームで一般公開され、見に行ったのを覚えています。個人的にはこのカラーリング大好きだったりするので、撮影しに出かけたわけです。
まずは6号を狙って見ました。

(クロ2002・田野倉~禾生・2014年1月18日)
いや~、やっぱりこのカラーリング好きだわぁ!
続いて折り返しの9号を狙うべく移動。

(クモロ2202・三つ峠~寿・2014年1月18日)
光線状態は申し分ないのですが、ライトが改造されていなければなぁって思うのは自分だけじゃないはず。
このあと河口湖駅に行っていろいろ見てみました。
クロ2002にはこんなサボが。

(クロ2002・河口湖・2014年1月18日)
ちょっとグッと来るモノがありますね。
塗装だけじゃなくてちゃんと形式も165系表記になっていました。

(クモロ2202・河口湖・2014年1月18日)
なかなか手が込んでます。
このあと、折り返しの10号を狙い撃ち。

(クロ2002・下吉田~月江寺・2014年1月18日)
抑速ブレーキをフルに使って下山していきました。
このあと大月駅まで移動。駅には待機中の2000形E2編成がいました。

(クロ2002・大月・2014年1月18日)
6両編成だったら往年の再現なんですけどね。それは贅沢な願いか(笑
「パノラマエクスプレスアルプス」時代のクモロ165 4はあまり顔を出していないんじゃないかな?

(クモロ2202・大月・2014年1月18日)
窓まわりや種別表示幕などに165系の面影は残っていますが、ライトが改造されたことと、愛称表示器が設置されたことでかなり印象は変わりましたね。

(クモロ2202・大月・2014年1月18日)
編成番号表記には10周年の文字が。

(クモロ2002・大月・2014年1月18日)
もちろん「パノラマエクスプレスアルプス」の愛称表示になっています。

(クモロ2202・大月・2014年1月18日)
改造で印象が大幅に変わったとはいえ、しなの鉄道の169系が引退した今では貴重な165系の末裔。

(クモロ2202・大月・2014年1月18日)
改造が国鉄時代の1986年だということを考えれば、「パノラマエクスプレスアルプス」も立派な国鉄形電車ですよね。
モロ2002は中央東線の狭小断面トンネル対策としてパンタグラフ部分を低屋根としていたので、区分番代は800番代のモロ164-804となっていました。

(モロ2102・大月・2014年1月18日)
このあとPS23パンタグラフが登場して、低屋根車は身延線用以外新造はされませんでした。いまではシングルアームパンタグラフのお陰で、数多くの電車が普通に中央東線に入ることができます。やっぱり時代ですね。
当時話題を呼んだのが、前面展望室。小田急や名鉄に続いたのがまさかの国鉄でした!

(クロ2002・大月・2014年1月18日)
さて、このE2編成は2月9日で引退するため、原色に戻したようです。「パノラマエクスプレスアルプス」は種車の165系の製造年次を考えると45年ぐらいとなりっていたため、富士急行は後継車として小田急20000形RSE車を購入しましたが、諸々の事情でRSE車は7両編成1本の購入となり、この編成から3両編成1本を仕立てることになったようです。この結果、2000形は1編成が残存することになり、大月~富士山間で展望車が富士山に向かないE2編成を引退させることにしたようです。おそらくE1編成を維持するために部品を供出することになると思います。
せっかくのリバイバルカラーも短命に終わってしまうのは残念ですが、おかげでE1編成の当分の活躍は保証されたと見るべきなんでしょうね。