大和ミュージアムに行って来た(その3)「陸奥から回天まで」 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

大和ミュージアムには様々な展示品があります。屋外には陸奥の装備品がオブジェのごとく展示されています。陸奥は長門型戦艦の2番艦でした。

手前から艦尾旗竿、主錨、艦尾フェアリーダー、主砲身、スクリュープロペラ。
陸奥は1943年に広島湾内柱島泊地で爆発事故を起こして沈没。爆発原因は諸説あるようです。
陸奥は損傷が激しかったため、サルベージは断念しましたが、戦後約70%が引き上げられ、その一部は各地で展示されています。
艦尾旗竿は日章旗を掲げる竿。艦首にも旗竿がありましたが、この艦首部分は陸奥記念館に展示されています。陸奥記念館には主錨、錨鎖、スクリュー、14cm高射砲なども展示されているようです。

こうしてみると主錨って大きいですね。

フェアリーダーは係留用する際にロープや鎖などを通して、ロープなどがもつれるのを防ぐ役割を果たします。フェアリーダーは艦首にもあります。

陸奥と長門は41cm連装砲を4基搭載していましたが、この主砲身は第四主砲のもののようです。

主砲身のスクリューの後ろには主舵展示されています。

館内には呉市の歴史を伝える展示室があり、多数の模型が展示されていますが、これは実物のホッチキス速射砲身。

この砲身は日露戦争や第1次世界大戦で活躍した戦艦三笠や一等巡洋艦浅間などに搭載されていたものと同形の47ミリ砲。

酸素魚雷として有名だった九三式魚雷の推進部。

いわゆる61cm魚雷で、日本海軍の主力でした。全長は9mありました。

これは45cmの二式魚雷。

以前はこの場所に九五式酸素魚雷が展示されていたようです。

人間魚雷回天は、文字通り魚雷を人間が操縦して体当たりする特攻兵器。この十型は電気推進魚雷九二式を利用した近距離用の試作型です。

実戦投入されたのは九三式を改造した一型のみ。そのほかに二型、四型がありました。

特殊潜行艇海龍は世界初の遊翼潜水艦でした。

後期量産型は艦首に600kg炸薬を装備した水中特攻兵器となっていました。

これは重巡洋艦青葉の主砲身の一部。

第二次大戦時の重巡洋艦は20.3cm連装砲を搭載していました。

特別企画展として巨大戦艦大和展も催されていました。目玉は実物大艦橋の模型。


思ったよりも狭かったです。

その他多数の遺品が展示されている大和ミュージアム。とても勉強になりました。