北陸新幹線の列車名は「かがやき」「はくたか」「つるぎ」の3タイプ | はやこま すていしょん!

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2015年に開業する北陸新幹線長野~金沢間を走る新幹線の列車名が決まったようです。これによると東京~金沢間の速達タイプが「かがやき」、ひかりタイプが「はくたか」、そして富山~金沢間をピストン輸送するシャトルタイプが「つるぎ」となるそうです。なお東京~長野間は引き続き「あさま」で運転。
「かがやき」上越新幹線に接続して長岡~金沢間を結ぶ特急として1988年に2往復が設定されました。
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(「かがやき」クハ481-300・谷浜・1989年8月)
当初の途中停車駅は直江津、富山、高岡で、同区間を走る「北越」の速達版として、全車指定席の4両編成で運転されていました。
「かがやき」は好評で、1989年には2往復増発。1991年には長岡~福井間の列車も設定され、合計5往復となりました。1992年にはグリーン車も連結されたほか長岡~和倉温泉間の列車も設定され、合計6往復になりましたが、1997年のほくほく線「はくたか」の運転開始で廃止となりました。
新幹線接続速達特急の名称を速達タイプに選んだのはある意味正解かもしれません。

一方主力となる列車には「はくたか」を起用しました。「はくたか」の原形は1965年に「白鳥」上野編成を独立させて、信越本線経由で上野~金沢間の特急として独立させたものです。つまり在来線と新幹線の違いはありますが、運転経路はほぼ同じとなります。
1969年に485系電車化されたのに伴い上越線経由に変更されました。1978年には489系に変更され、1982年の上越新幹線開業まで走っていました。
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(「はくたか」クハ489-501・上野・1982年)
一旦廃止された「はくたか」は上越新幹線と越後湯沢で接続し、ほくほく線を160km/hで駆け抜ける速達列車として1997年に復活しましたが、今回の北陸新幹線開業で名称を引き継ぐことになりました。これも妥当だといえますね。

そして「つるぎ」。北陸本線の「つるぎ」は1961年に大阪~富山間の準急として設定されました。1963年に急行化。1972年に大阪~新潟間の寝台特急となり、20系で運転を開始。1976年に24系25形化されました。
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(「つるぎ」カニ24・矢代田~古津・1984年)
「つるぎ」は1994年に臨時列車化されて、1996年に廃止。「つるぎ」は「白鳥」「日本海」と並ぶ北陸本線の由緒正しき列車名。シャトルタイプに相応しいかも知れないですね。