
(クハE233-7007・南古谷・2013年7月10日)
E233系7000番代は10両編成31本の310両が製造されることになっていて、さらに2014年度から横浜線と南武線にも投入されます。そしてこのまま行くと総製造両数は3,172両となる模様です。
内訳は以下の通り。
0番代
688両

(クハE233-8・豊田~八王子・2008年5月5日)
中央快速線用10両固定T編成と4両+6両分割H編成、青梅・五日市線用の6両青600番代編成、4両青400番代編成があります。なお事故廃車となった青661編成の代替新造車5両は書類上修理扱いなので新造量数に含まれていません。
1000番代
830両

(クハE232-1082・東十条・2011年1月4日)
京浜東北線用でE233系では最大勢力となります。
2000番代
180両

(クハE232-2005・北松戸~馬橋・2011年2月5日)
常磐緩行・東京メトロ千代田線用で狭幅車体となります。今後小田急電鉄への乗り入れ開始で増備される可能性はあるのでしょうか?
3000番代
490両

(クハE232-3009・有楽町・2012年2月5日)
E233系の近郊タイプで、2階建てグリーン車入り10両基本編成と5両付属編成があります。国府津車両センターに30両、田町車両センター210両、高崎車両センターに250両が配置されましたが、国府津車とそれ以外では編成内の便所の数が異なります。なお田町車は2013年3月16日に国府津に転属しました。
5000番代
240両

(クハE233-5004・蘇我・2010年12月25日)
京葉線用として10両固定編成20本と6両+4両分割編成4本が投入されています。分割編成は内房・外房・東金線にも乗り入れます。
7000番代
310両(予定)

(クハE232-7007・南古谷・2013年7月10日)
埼京線、川越線、りんかい線に投入され、205系の置き換えが始まりました。
横浜線用224両(予定)

(JR東日本プレスリリースより)
南武線用210両(予定)

(JR東日本プレスリリースより)
以上で3,172両ですが、これはE231系の総製造両数2,736両(ただし6扉車104両が廃車されているため在籍数は2,632両)を上回り、JRグループでは最大勢力となります。
それどころか、国鉄形電車を含めても103系の製造両数3,447両と0系の製造両数3,216に次ぐ歴代3位の製造両数となります。
ちなみに在籍数で見てみると、0系は老朽化した初期形を後期形が置き換えるという形を採っていたので全車両が出そろったことはありません。

(「こだま」22-7007・岡山~新倉敷・2008年9月5日)
在籍数のピークは1976年の2,338両なので、同時最多在籍数としてみると0系はE233系はおろかE231系よりも少ないことになります。
一方103系は1963~1984年にかけて3,447両が製造されましたが、101系サハ101形を改造したサハ103形750番代が30両加わる一方で1970年に2両が事故廃車されたたため、在籍数のピークは1984年初頭の3,475両となります。

(クハ103-1・美章園・2011年2月25日)
1984年以降105系へ65両改造され、また72系970番代から20両、101系から先頭車が6両改造され、差し引き3,454両となりましたが、以後は廃車が進みました。
さすがは103系というところですね。でもE233系はJR東日本限定だからやっぱりすごいかな。