
(川崎重工業プレスリリースより)
efWINGの最大の特徴は台車枠にカーボン素材(CFRP)を採用していること。CFRPは航空機やレーシングカーなどに使用されている素材ですが、台車枠にCFRPを使用したのは世界で初めてとのこと。
このCFRP製台車枠はサスペンション機能を持たせているため、コイルバネを省略することができるそうです。写真で見ると軸バネがないのはわかりますが、枕バネもないということでしょうか? ともあれこれによって重量を40%削減し、1両あたりの重量が900kg軽くなるとのこと。
また、乗り心地も向上し、線路不整による軸重抜けを従来の半分として脱線に対する安全性を向上させたそうです。
efWINGはアメリカ鉄道協会運輸技術センターで約4,500kmの走行試験を実施して基本性能と走行安定性能を確認済みとのこと。
ところでこのefWINGですが、写真を見る限りの個人的想像ですが、軸距が短くて、しかもボルスタっぽいパーツがついていて、なんとなく甲種輸送用の仮台車に雰囲気が似ているのは気のせい?

甲種輸送用の仮台車は目的地からトラック輸送などで返却するので、軽量化のメリットは大きそう。
でも、CFRPフレームって製造コストが高そうな気がしますし、果たしてefWINGが今後どうなるのかとても興味深い所です。