長野電鉄は面白い! | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

長野電鉄は長野~須坂~信州中野~湯田中を結ぶローカル私鉄ですが、有料特急も運行されている観光路線の一面もあります。
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(デハ1031・信濃竹原~夜間瀬・2013年5月3日)
夜間瀬川鉄橋を渡る1000系「ゆけむり」は小田急ロマンスカー10000形Hi-SE車で、2006年12月9日から営業運転を開始しました。10000形の11車体12台車から4車体5台車に短縮、塗色の塗り分けは小田急時代と変わりませんが、ワインレッドは赤に変更されました。また、信州中野~湯田中間の連続する30~40‰急勾配対策として抑速ブレーキを強化したほか、耐雪ブレーキやドアレールヒーターを装備しています。

この信州中野~湯田中間は2002年まで山の内線と呼ばれていましたが、現在は長野線に統合されています。終点の湯田中は変則スイッチバック駅でしたが、1000系の入線に際してスイッチバックを廃止し、単純な1面1線の駅となりました。また1982年までは上野から屋代経由で急行「志賀」が乗り入れていました。

1000系「ゆけむり」と信濃竹原で交換して登ってきたのは3500系。元営団地下鉄日比谷線3000系で、山の内線の急勾配対策で主抵抗器を増設し、勾配抑速発電ブレーキを追設。2両編成14本と3両編成3本が1993年に投入されました
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(モハ3532・信濃竹原~夜間瀬・2013年5月3日)
2両編成は3500番台に区分されましたが、さらにツーマン仕様のN1~8編成が3501+3511~3508+3518と区分され、木島線でのワンマン運転用としてO1~6編成が3521+3531~3526+3536と番台区分されていました。O編成は写真のO2編成のみが現存。N編成も後にワンマン化改造されましたが、現在はN3、N6~8の4編成が現存しています。

続いて都住~桜沢のSカーブに移動して8500系を撮影。
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(デハ8511・都住~桜沢・2013年5月3日)
8500系は元東急8500系。2005~2009年に3両編成6本が入線。降雪地帯策を施した他、回生ブレーキは失効速度を22km/hから25km/hに変更。しかし抑速ブレーキを搭載しなかったため信州中野~湯田中間には入線できず、長野~信州中野間で使用されています。

須坂~信州中野間はかつて河東線の一部でした。河東線は屋代~木島間の路線でしたが、信州中野~木島間の通称木島線が2002年に廃止、これに関連して屋代~須坂間が屋代線となり、須坂~信州中野間は山の内線と共に長野線に統合されました。

小布施では3500系3両編成、3600番台唯一の生き残りであるL2編成を撮影。
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(クハ3652・小布施・2013年5月3日)
冷房改造された編成です。3500系は路線の廃止や8500系への置き換えで廃車が進みましたが、前述の様に8500系が抑速ブレーキを持たないため信州中野~湯田中間は3500系の独壇場です。

長野電鉄の最新形式は2100系「スノーモンキー」。
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(デハ2102・柳原~村山・2013年5月3日)
JR東日本「成田エクスプレス」用253系を譲渡され、2011年2月26日から営業運転を開始しました。貫通扉が塞がれNEXのロゴが消された以外、外観上の変化はほとんどなかった2100系ですが、E2編成の塗色が変更され、窓回りのブラックとグレーがホワイトになっています。
この区間は元々の長野線区間、(長野~須坂間)。復線区間や地下区間もあってなかなか楽しいです。
長野電鉄は電車も線路も面白くて飽きません。