
(「ニセコ」キハ56 127・函館・1989年8月)
函館本線山線経由の定期優等列車は全廃され、3両編成の臨時急行でしたが、これはこれでいい旅でした。
函館に到着後は市内を観光。夜は函館駅で野宿しました。
この頃はまだ青函連絡船時代の巨大待合室が残っていたので野宿できたのですが、現在は不可能なようです。
翌朝は「北斗星」を出迎えてみました。

(「北斗星」ED79 17・函館・1989年8月)
この頃の「北斗星」はなかなか指定券を取ることができない超人気列車。そして当時一番豪華なブルートレインで羨望の眼差しで見たものです。
函館~札幌間には夜行快速「ミッドナイト」が運転されていました。

(「ミッドナイト」キハ27 551・函館・1989年8月)
専用車両を用意していましたが、キハ183系に置き換え後程なくして廃止。
これまた人気列車で、増結もされていました。

(「ミッドナイト」キハ56 127・函館・1989年8月)
このあとは江差線を踏破したり鉄旅を楽しみました。
嬉しかったのはここでキハ24形に会えたこと。

(キハ24 9・函館・1989年8月)
国鉄の近郊形気動車キハ23系は全国的にも少数派だったのですが、北海道向け車両も少数派でした。札幌圏では片運転台のキハ46形をよく見かけていたのですが、両運転台のキハ24形はなかなか見ることができなかったので、この時はとても興奮した記憶があります。
帰りは「北斗星」に乗車したかったのですが、やはり満席で「エルム」に乗車することになりました。

(「エルム」マニ24 502・函館・1989年8月)
不足する電源車を補うためにマニ50を改造したマニ24形500番代。なかなかの珍車でしたがこれも現存していません。
函館でED79形にバトンタッチ。

(「エルム」ED79 15・函館・1989年8月)
食堂車はなかったですが、ブルートレインの旅を満喫して帰京しました。
今こうやって書いてみると、あの頃と比べると変化の大きさを改めて実感します。