
(3356・京成津田沼・2011年11月1日)
青電塗装は1950年代の2100形を元祖とし、後に京成電鉄の標準色となりました。この塗装は1958年に登場した都営地下鉄1号線乗り入れ仕様の3000形(初代)まで受け継がれましたが、1959年に登場した3050形が赤電塗装を採用し、以後3100形、3150形、3200形、3300形と都営地下鉄1号線乗り入れ対応車は赤電で登場。3000形(初代)も1960年以降赤電に塗り替えられています。
一方青電は3000形以前の地上専用車という位置づけとなりました。

(204・宗吾車両基地・2011年11月1日)
つまり3300形は青電の経験がないというわけです。
しかも青電は、釣りかけ駆動車が大多数だったため、結果的に青電=旧性能車、赤電=高性能車のイメージも強くなっていて、正直言ってこの塗装は違和感がありました。
京成創立100年記念カラーはこの青電の他に登場時の赤電、そして1980年代に塗り替えられたファイヤーオレンジがあり、こちらの方が自然ですね。
ともあれ3356編成の引退で、3300形は残すところあと4両編成7本となりました。

(3356・京成津田沼・2011年11月1日)
3300形の引退もそう遠くはないのかもしれませんね。