除雪用機関車を淘汰したブルードラゴン | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

雪と来れば除雪車ですが、かつてのような除雪用ディーゼル機関車は減少の一途を辿っています。JR東日本では除雪用機関車と同等の性能を持った除雪用機械の研究を2002年頃から進め、除雪機械NER-1000「ブルードラゴン」として実用化しました。
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(NER-1000・青森・2009年12月5日)
除雪装置は両端に装備されています。一見箱形のロータリー機関車の様な形状をしていますが、かき寄せ翼は変形可能で、単線用、復線用ラッセルにもなる可動排雪翼となっています。
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(NER-1000・青森・2009年12月5日)
可動排雪翼の角度は47.5°。排雪能力は100,000㎥/hで、これはDE15の105,000㎥/hに匹敵します。なおロータリー時の排雪能力は18,000㎥/hで、DD14の18,333㎥/hに匹敵。エンジン出力は1,000psと強力。さらに排雪装置の操作自動化も推進しています。

とはいえ、NER-1000の登場で除雪用ディーゼル機関車が廃車になっているのは非常に残念。そんな除雪用ディーゼル機関車の話はまた後日ということで。