
(デハ2228・町田~相模大野)
急行小田原・片瀬江ノ島行を代表に、急行小田原行・各駅停車片瀬江ノ島行、急行小田原行・各駅停車本厚木行など様々な分割併合形態がありました。
かつて運転されていた配送列車も相模大野で分割併合していました。

(デニ1001・町田~相模大野)
そんな小田急の分割併合列車は行き先だけでなく、編成も様々。そのため小田急では分割案内板を複数設けて案内をしていました。
この分割案内板は新宿側からA~Eと設定され、駅の放送も徹底されて誤乗防止に努めていました。では当時の分割案内板はどのようなものだったのでしょうか。
分割案内板A
新宿側の編成が18m級の中形4両の列車の分割案内板です。

(クハ2493・相模大野~小田急相模原)
これは小田原側に連結される編成に関わらないため以下のような編成がありました。
←相模大野 新宿→
中形4両+中形4両
大形4両+中形4両
中形6両+中形4両
大形6両+中形4両
分割案内板B
新宿側の編成が20m級の大形4両の列車の分割案内板です。

(クハ5053・町田~相模大野)
これも小田原側に連結される編成に関わらないため以下のような編成がありました。
←相模大野 新宿→
中形4両+大形4両
大形4両+大形4両
中形6両+大形4両
大形6両+大形4両
最後まで残った一般車の分割案内板はここになります。
分割案内板C
新宿側の編成が20m級の大形5両の列車の分割案内板です。そんな編成があったのかというと、4000形5両編成を2本連結した10両編成が該当します。

(デハ4059・町田~相模小野)
4000形10両の急行は朝のラッシュ時のみの限定でしたので、この分割案内板の使用頻度は少なかったと思います。
分割案内板D
新宿側の編成が18m級の中形6両の列車の分割案内板です。
18m級中型車6両編成はたしかに存在していました。

(クハ2450・箱根板橋~風祭)
一応パターンを示すとこんな感じになりますね。
←相模大野 新宿→
中形4両+中形6両
大形4両+中形6両
しかし、このパターンは自分は実際には見たことがありません。
分割案内板E
新宿側の編成が20m級の大形6両の列車の分割案内板です。

(クハ5264・相模大野)
最後まで残っていた6+4両編成に対してかつて存在した4+6両編成でした。
←相模大野 新宿→
中形4両+大形6両
大形4両+大形6両
このような多彩な分割併合列車も最後は大形6+4両編成となり、2012年3月には分割併合列車はなくなりました。
現在分割併合するのは30000形EXEと60000形MSEが相模大野と小田原で実施している程度です。

小田急もすっかり変わりましたね。