
ここがポッポの丘です。

3両の電車、気動車がランドマークとなっています。
ポッポの丘はファーム・リゾートISUMI鶏卵牧場の農場開放企画第2弾として2011年5月1日にオープンしたそうです。そして農作物や地産物などの販売に車両を利用しています。

マスコットキャラクターは下総おうみちゃんと言うそうです(右)。そしていすみ鉄道のマスコットキャラクター上総いすみちゃんも応援しているようですね。

では順路に沿って保存車両を見てみましょう。
銚子電鉄デハ701は、近江鉄道モハ51を1978年に譲渡されたものです。

2010年9月23日にさよなら運転を行なって、2011年秋にここにやって来ました。
車内では銚子電鉄のぬれ煎餅などが販売されていました。

銚子電鉄デハ702は、元近江鉄道モハ52。2010年1月23日にさよなら運転を行ない、デハ701と共にこの地にやって来ました。

車内では地元手工芸品が販売されています。

農大市場と休憩コーナーに使われているのは北陸鉄道石川線モハ3752。

1951年に北陸鉄道加南線用のクロスシート車として製造されたモハ5002が前身で、1964年に石川総線に転属してロングシート化。1965年に主制御器や主電動機を換装してモハ3752に改番されました。1983年に車体更新されましたが、2007年10月15日で除籍されました。その後ジェイアール貨物・北陸ロジスティクスを経て2011年4月に現地に搬入。オープン時より利用されています。
地元のいすみ鉄道200'型204号も休憩室として利用されています。


産みたて卵のたまごかけごはんはとても美味しいです。

上総いすみヘッドマークも展示されています。

卵販売や会計の場となっているのが万葉線デ7052。

万葉線の前身加越能鉄道の車両として1961年に製造されましたが、廃車後にポッポの丘にやって来ました。
現在も施設の拡大は続けられています。

ここには久留里線のキハ38が搬入されることになっていますが、スペース的にはまだ車両が入る余地があるので、他にも車両がやって来るかも知れませんね。
その先には謎の貨車軍団が。

先頭に立つのは協三工業製10t入れ換え動車。

JR貨物北陸本線貨物支線、敦賀港線で使用されていたようです。
横浜市の個人から寄贈された車掌車が4両。

このヨ5000形、ヨ14202は「たから号」カラーのようです。
ヨ5000形、ヨ14157。

ヨ8000形、ヨ8818。

ヨ5000形、ヨ13959。

できれば塗装は何とかして欲しいかも。
帝都高速度交通営団400形は1956年から製造されました。

454号は目黒区の日出幼稚園に保存されていましたが、幼稚園の建て替えのため2012年8月27日に譲渡されました。
車内はプラレール販売場となっています。

一段上の高台にはディーゼル機関車をブルートレインが置いてあります。

ディーゼル機関車はDE10 30。1968年に製造され釧路機関区、五稜郭機関区で使用されましたが1987年に廃車され、船の科学館羊蹄丸内に保存されました。

2011年に船の科学館が休館となったため、ここにやって来たようです。
「日本海」で使用されていたオロネ24 2もやって来ました。

まだ整備中でシートがかけられていましたが、今や現役引退した、貴重なプルマン式開放A寝台車を今後も見ることができそうです。
オハネフ24 2もやって来ました。

今のところ車内公開はしていませんが、今後に期待です。
ポッポの丘はなかなか面白いワンダーランドって感じでした。
