【国鉄形電車の思い出】Part52 2011年、485系は衰退しました。そしていま | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

2011年、ついに485系「雷鳥」最後の日が近づいてきました。
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(「雷鳥」クロ481-2003・金沢・2011年2月8日)
わずか1往復のみとなっていた485系「雷鳥」。金沢駅では「はくたか」や419系と顔を並べていましたが、この光景も1ヶ月後には見られなくなりました。
すでに485系「雷鳥」が走らなくなった倶利伽羅越えですが、今のところ新潟から「北越」がやって来ます。
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(「北越」クロハ481-3024・倶利伽羅~石動・2011年2月8日)
現在北陸本線で485系を見ることができるのは金沢以北のみです。
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(「北越」クハ481-1025・倶利伽羅~石動・2011年2月8日)

「雷鳥」と共に引退することになるパノラマグリーン車。
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(「雷鳥」クロ481-2001・金沢・2011年2月9日)
「スーパー雷鳥」用として登場したパノラマグリーン車ですが、「しらさぎ」、「雷鳥」と移り変わりながらも最後まで北陸のエース級列車で走り通すことができたのはラッキーだったかも知れませんね。

基本は6両編成に短縮されていた「雷鳥」ですが、自分が見た時は9両編成ばかりでした。
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(「雷鳥」クハ481-323・金沢・2011年2月9日)
L特急指定を解除された「雷鳥」でしたが、最後までLマークは残っていました。

そして自分的が「雷鳥」を見たのはこれが最後でした。
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(「雷鳥」クハ481-323・新大阪・2011年2月25日)
自分が初めて乗車した485系特急だった「雷鳥」ともついにお別れ。「雷鳥」は2011年3月12日のダイヤ改正で廃止され、JR西日本の485系は消滅しました。

JR九州大分鉄道事業部所属の485系も2011年3月11日に定期運用が終了しました。
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(「きりしま」クハ481-256・加治木~準人・2011年3月11日)
大分鉄道事業部Do32編成は元鹿児島総合車両所Dk9編成「きりしま」色でしたが2010年8月に国鉄色に塗り替えられました。そして12月に大分へ転属。モハ484-298+モハ485-196を挿入して5両編成化されています。Do2編成と違って、ちゃんと飾りも復元されているのがいいですね

鹿児島総合車両所所属車の定期運用も終了です。
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(「きりしま」クハ481-238・加治木~準人・2011年3月11日)
Dk8編成の「K&H」色もこれで見納めとなりました。

大分Do32編成は定期運用終了後、現在も車籍が残っているみたいですね。
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(「きりしま」クモハ485-5・重富~竜ヶ水・2011年3月11日)
このあと東日本大震災が発生。鹿児島にも70cmの津波が到達し、沿岸の鉄道は運休、道路も通行止めとなりました。

3月12日は九州新幹線全線開業の日だったのですが、在来線は運休のままでこの日から運用に入る予定だった787系も鹿児島総合車両所に留置されて485系と並んでいました。
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(クロハ481-203/クロハ481-4・鹿児島総合車両所・2011年3月12日)
そして引退した485系「レッドエクスプレス」を見たのもこれが最後。

485系の兄弟車である489系は2010年3月13日のダイヤ改正で定期運用を失っていましたが、その1年後にさよなら列車を運転。そんな489系を見送るかのように485系新潟車T18編成がやって来ました。
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(クハ481-1508・金沢総合車両所・2011年3月26日)
それにしてもT18編成はけっこう幅広く活躍していますね。
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(「北越」クハ481-1508・富山・2011年3月26日)

2011年3月以降、485系の定期運用はJR東日本車だけとなったわけですが、仙台のあかべぇ編成ことA1・A2編成が国鉄特急色に塗り戻されるという嬉しいニュースがありました。
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(「あいづライナー」クハ481-1016・郡山~喜久田・2011年6月5日)
ナンバーが切り抜き文字じゃないとかちょっと残念な部分もあるのですが、それでも国鉄色の復活はうれしいですね。

国鉄色と言えば新潟K1編成を使った「あいづ」が上野~喜多方間に運転されました。
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(「あいづ」クハ481-346・久喜・2011年7月23日)

そして仙台車を使ったリバイバル列車も登場しました。
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(「ひばり」クハ481-1015・白坂~新白河・2011年8月6日)
2012年には仙台A1・A2編成を使用した「やまばと」のリバイバル列車も登場しました。
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(「やまばと」クハ481-1015・鶯谷・2012年7月7日)
あいにく雨模様。そして遅延となりましたが、新幹線で宇都宮、郡山と先回りしながら撮影しました。
「やまばと」は2時間ぐらい遅延していたので、郡山から喜久田に移動して「あいづライナー」に乗ることに。
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(「あいづライナー」クハ481-346・喜久田・2012年7月7日)
東武直通特急から撤退した元小山G55・G58編成が仙台に転属して、赤べこ装飾を施して「あいづライナー」のメイン編成となりました。この編成は2005年の「あいづ」編成ですので、里帰りとも言えますね。

「やまばと」の方は残念ながら郡山で運転打ち切りとなりました。
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(「やまばと」クハ481-1015・郡山・2012年7月7日)
リバイバル列車が運転されるのは個人的には歓迎するのですが、ステッカー愛称表示はなんとかならないものかなっていつも思います。

函館出張の際に利用した485系3000番代「白鳥」
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(「白鳥」クハ481-3006・函館・2012年9月9日)
東北新幹線新青森開業後485系の編成は方向転換されたので、現在はクハ481が青森方になり、クロハ481は函館・新青森方になっています。
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(「白鳥」クロハ481-3016・青森。2012年9月9日)

10月27日にJR西日本吹田総合車両所での一般公開があり、初めて行ってみたのですが、片隅にパノラマグリーン車クロ481-2001が留置されていました。
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(クロ481-2001・吹田総合車両所・2012年10月27日)
クハ103-1と一緒になっていましたので保存が前提なのかも知れませんね。

11月24日に青森出張に行った際に撮影した「白鳥」。
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(「白鳥」クロハ481-3012・新青森・2012年11月24日)
3000番代ばかりとは言え、青森車は「白鳥」用6両編成のA1、A5、A6編成と臨時「つがる」用A8編成(4両編成)、増結用のユニット6両の28両にまで減少しています。この体制で北海道新幹線開業までいくと思いますが、やっぱり485系の衰退は著しいですね。