
6月23日の東北新幹線暫定開業に続き、上野~大宮間は185系200番代による「新幹線リレー号」による乗り継ぎが必要でした。

その関係で昼行急行や一部の特急は残るなど、中途半端な状況ではありましたが、上越線系統の在来線特急、急行には大きな変化が生じました。
当然と言えば当然ですが、主力の「とき」が新幹線に名称を譲って廃止。上野~長岡~金沢間の「はくたか」も金沢~新潟間の運行経路に変更され「北越」に吸収されました。

その後「はくたか」の名称はほくほく線経由の特急として復活。在来線最速の160km/h運転を実施しています。個人的には北陸新幹線に「はくたか」の名称を受け継いで欲しいなって思っていますが(笑
「いなほ」は新潟始発の羽越本線系統のL特急として再編。

現在もこの状態が続いていますが、9両編成から6両編成に短縮されましたね。来年からE653系が入るらしいですが、どうなのでしょう?
1往復だけ残った上野~青森間の「いなほ」は「鳥海」に名称変更されています。

この列車も1985(昭和60)年の上越新幹線上野開業で廃止。その後ブルートレインに名称は受け継がれましたが、1997(平成9)年に「あけぼの」に統合されています。
昼行特急に名称を譲った夜行急行「鳥海」は、特急ブルートレインに昇格して「出羽」となりました。


「出羽」は1993(平成5)年に「鳥海」に統合されて消滅しました。
夜行急行「能登」は信越本線経由に変更され、代わりに信越本線経由の「越前」が廃止になっています。

「能登」は長野新幹線開業後、再び上越線系統に復帰していましたが2010(平成22)年3月13日で臨時化され、2012(平成24)年2月24日以降運転されていません。
北関東エリアの165系急行の一部は185系特急に格上げとなりました。
上野~水上間の「谷川」は、シーズン期には越後湯沢、石打に延長されていました。

「谷川」は後に新特急となったが、新幹線に名称を譲って「水上」となりました。しかし「水上」も今では臨時列車に格下げされています。
上野~前橋のビジネス特急「あかぎ」は今でも健在ですね。

上野~万座・鹿沢口の「白根」は臨時列車から定期列車に格上げという感じでした。

しかし列車名は急行の列車名「草津」に統合されました。
今では上越系統の代表格なのが「草津」だというのも複雑な感じです。
さて、上越新幹線開業30周年の記念列車は11月17日に運転されます。
大宮発の列車は200系K47編成が特別装飾で運転されるようです。

写真は東北新幹線の記念列車ですが、上越新幹線はどうなるでしょうか?
そして、同じ11月17日に新潟始発の記念列車が運転されますが、こちらはなんとE5系を使用します。

そんな上越新幹線開業30周年。11月17日はどこに撮影しに行こうかな(笑