池上線は池上本願寺への参拝客輸送のために1922(大正11)年に蒲田~池上間が開業し、1928(昭和3)年に五反田まで全通しました。1934(昭和9)年に目黒蒲田電鉄(後の東京急行電鉄)に吸収合併され、池上線となりました。
一時は都営三田線との乗り入れも計画されたことがあった池上線ですが、結局頓挫して現在に至ります。
そんな池上線ですが、五反田から旗の台までは乗ったことあったのですが、蒲田までは乗ったことがなかったので、乗車してみました。
五反田駅にやって来たのは7700系7708F

東横線と日比谷線の相互乗り入れ用に製造された7000系をVVVFインバータ化と冷房化した車両で、現在12編成が現存しているようです。
蒲田駅は目蒲線が分断された多摩川線と並んだ頭端式のホームとなっています。

現在池上線と多摩川線の車両は共通で使用されています。
さて、せっかくですので池上線の8月17日運用分の編成をチェックしてみましょう。
まず7901F

目蒲線用として4両編成を組んでいました。前面に識別用の赤いラインが入っているのが7700系7901F~7911Fの特徴です。2000(平成12)年の目蒲線分断後、7901F~7903F、7905F~7908F、7910Fの8編成が3両編成ワンマン化、そして前面方向幕がLED化されて池上・多摩川線に転用されました。
この日、このグループは7906F

7903F

7905F、90周年マーク付。

そして7908Fが走っていました。

ちょっと顔が違うのが7912F。

7912F~7914Fは池上線用として3両編成ワンマン仕様で登場。前面方向幕をLED化したほか、側面にもLED表示器を追加しました。区別のために前面が赤黒になっていますが、現在の運用は共通のようですね。
池上線には1000系も走っています。これは1013F。池上線90周年のマークが付いています。

1010F~1013Fは東横線と目蒲線の共通予備車として4両編成で製造されたようです。この編成は3M1Tとなったため、1C8Mユニットと1C4M車が存在し、制御電動車のデハ1300形が存在するのが特徴のようで通称1000N系とも呼ばれているみたいですね。
1012Fのデハ1312は8両編成時に通り抜けが可能な様に、貫通路が中央にあります。

1010F~1013Fのクハ1011、1013、デハ1312、1314が該当します。
1000系1023Fは池上線用の編成。

1014F~1024Fは3両編成で新製されたため、冗長性を確保するため電動車はすべて1C4M制御となりました。そのため1000N'系と呼ばれているようです。
1000N'系は1017Fも運用されていました。

以上の10編成で回しているようですね。
多摩川線の方は5編成で回していたようです。
この日は新7000系が2本運用に入っていました。

新7000系って垢抜けすぎて両線には似合わない感じですね。
1000系は1019Fが充当されていました。

そして7700系7907F。

おや、7910Fがやって来ました。

7910Fは7000系の第1編成だったそうで、池上線開業90周年を記念したクラシックスタイルとして運用されています。
せっかくですので、ちょっと移動して7910Fを撮影してみました。



やっぱり7000系は帯なしがいいですね
(笑
