先頭車化改造はよく聞く話ですが | はやこま すていしょん!

はやこま すていしょん!

更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

 金沢総合車両所所属の交直流急行形電車は、徐々に数を減らしながらもまだ活躍を続けています。現在は3両編成で使用されていますが、中には6両固定化された編成があります。写真のクハ455-41の編成も6両固定編成です。
$ぬまっちのヲタクな日常(仮)

 中間の3両目と4両目には制御電動車と制御車がそのまま顔を突き合わせた状態となっていますが、このクモハ475、よくよく見るとなにかが違い、ご覧の通り「モハ475-47」という車番になっています。
$ぬまっちのヲタクな日常(仮)-モハ475-47$ぬまっちのヲタクな日常(仮)

 顔を突き合わせている車両もクハではなく「サハ455-20」となっていますね。これらの車両は金沢総合車両所松任本所で中間車化改造を受けたものです。でも見た感じ先頭車のままですし、マスコンハンドルもちゃんとついていたりするのですけどね。それにしても先頭車を中間車化改造って私鉄では多く見られましたが、国鉄、JRでは珍しい気がします。
ぬまっちのヲタクな日常(仮)ぬまっちのヲタクな日常(仮)

 クモハ457形も1両中間車化改造されていて、写真の様にモハ457-17となっていて、同編成にはサハ455-62が組み込まれています。
$ぬまっちのヲタクな日常(仮)
 この他にモハ471-2、サハ451-30、モハ475-50、サハ455-62が存在しますが、この改造で451系グループのクハ451形とクモハ471形は形式消滅したようです。

 ちなみに本来のサハ455形は1971年に8両だけ製造されました。
$ぬまっちのヲタクな日常(仮)
 今や北陸地区に残るのみとなった交直流急行形電車ですが、廃車は進んでおり、生き残った編成も青一色に塗装されるなど、今後の余談は許さない状況です。近いうちにもう一度チャンスを見つけて撮影しに行かないといけないな。