
中間の3両目と4両目には制御電動車と制御車がそのまま顔を突き合わせた状態となっていますが、このクモハ475、よくよく見るとなにかが違い、ご覧の通り「モハ475-47」という車番になっています。


顔を突き合わせている車両もクハではなく「サハ455-20」となっていますね。これらの車両は金沢総合車両所松任本所で中間車化改造を受けたものです。でも見た感じ先頭車のままですし、マスコンハンドルもちゃんとついていたりするのですけどね。それにしても先頭車を中間車化改造って私鉄では多く見られましたが、国鉄、JRでは珍しい気がします。


クモハ457形も1両中間車化改造されていて、写真の様にモハ457-17となっていて、同編成にはサハ455-62が組み込まれています。

この他にモハ471-2、サハ451-30、モハ475-50、サハ455-62が存在しますが、この改造で451系グループのクハ451形とクモハ471形は形式消滅したようです。
ちなみに本来のサハ455形は1971年に8両だけ製造されました。

今や北陸地区に残るのみとなった交直流急行形電車ですが、廃車は進んでおり、生き残った編成も青一色に塗装されるなど、今後の余談は許さない状況です。近いうちにもう一度チャンスを見つけて撮影しに行かないといけないな。