東北新幹線新青森開業を1か月後に控えて | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

 本日は11月4日。つまり東北新幹線新青森開業日の12月4日の1か月前となり、JRの窓口でも新青森までのきっぷの購入が可能となりました。当然ながらこの開業前後の様子を取材するために、12月2日から4日までの日程できっぷを手配しに四ツ谷駅のびゅうプラザに向かいました。

 当初の予定では、「青森・函館フリーきっぷ」を購入しようと思っていました。このきっぷは新幹線や特急列車の料金も含んで29,100円に設定されています。ちなみに現時点での東京~青森往復だと以下の感じです。
運賃:往復割引が適用されて18,342円
新幹線:片道6,000円(通常期)なので往復12,000円
特急:乗り継ぎ割引適用で700円(通常期)なので往復1,400円
合計:31,742円
 つまり津軽海峡を渡らなくても2,642円お得なのです。まあ実際は帰りのルートが新青森経由となるため、ちょっと状況が変ってきますが、そのお話は後程致します。

 ところが「青森・函館フリーきっぷ」は12月3日で廃止され、利用もできなくなるとのこと。替わりに発売される「北東北・函館フリー乗車券」とやらは、新幹線と特急料金は別となって18,000円とのことですが、こちらは12月4日以降有効だそうで。つまりこの出張期間ではお得なきっぷは利用できないということになりました。

 加えて2日と4日では乗車経路が異なるため運賃計算方法も違うそうです。で、実際どうなのかというと以下のようになります。
2日
運賃:東京~盛岡~(新幹線)~八戸~青森となるので10,190円
新幹線:5,800円(閑散期料金)
特急:600円(閑散期料金)
合計:16,590円

4日
運賃:青森~新青森~(新幹線)~盛岡~東京となり、営業距離が短くなるため9,870円
新幹線:6,500円(通常期)
合計:16,370円
 4日以降は若干安くなるようですね。でも往復で経路が変ってしまうため往復割引の適用ができなかったため、合計金額は32,960円とちょっと高くついてしまいましたが、これもダイヤ改正ならではの経験ということで(笑

 ちなみに4日以降の往復料金は、往復割引運賃17,766円+新幹線往復13,000円で30,766円。これですと、「北東北・函館フリー乗車券」18,000円+13,000円の31,000円より安くなりますので、単純に青森を往復する場合はフリー乗車券を使う必要はなくなってしまいますが、青森から先へ電車で移動するなら「北東北・函館フリー乗車券」の方がお得みたいですね。こういったお得なきっぷの有効活用って結構面白いもので、以前は「土・日きっぷ」のヘビーユーザーでしたがこのきっぷも廃止されました。JR東日本は特急乗り放題のきっぷをやめる方針なのでしょうかね。

 ところで、新幹線開業の影響で八戸~青森間が切り離されて第3セクターとなります。この区間の運賃料金は当然値上げとなってしまうわけで、沿線住民はもちろんのこと「カシオペア」「北斗星」の利用客にとってはありがたくない話もあったりしますが、この話題はまた日を改めて考えてみたいと思います