今日は総稽古の時に、できていなかった笑えるポイントを深めていこうという練習をしました。
白兎が苦戦したり、僕が苦戦したり…たいへんではありましたが、歩き方とかセリフの言い回しを考えて前よりもっと良いのを見せられるようにしたいです!残り一週間切ってます。頑張っていきましょう
というわけで今日の活動報告を終わらせましたので、ライロット最後の日誌を書いていきましょう。
目指せ3000字です(とか言ってたら6000とか行ってそうだな)
さぁ何を書こうかと考えるとちょっとした昔話と劇の振り返りと、ちょっと偉そうなアドバイスが浮かびました。
長くなりますがどうぞお付き合いください
~昔話~
僕は小学校の頃から体が弱く、ちっこかったためあまりスポーツとかをしてきませんでした。
一応小学校2年生の時にサッカーをしていたんですが、相手チームとボールの奪い合いをしていた時に吹っ飛ばされて動けなくなったり、そもそも運動音痴だったことから一年で辞めました。
おそらくその頃からなんだと思います。人と自分を比べるようになったのは。
私の小指の第一関節は曲がりません。骨がくっついてるんだそうです。そのせいで不器用だったり、力が足りなかったり、指が大きくなりにくかったりといろいろあったわけです。
「普通の人ならできて当然」と言われることが不器用な私にはできなかったり、そもそも体がついていかなかったり…
そうしているうちに精神はマイナス面に突き進み、いつしか死のうと思い始めました。
小さい頃の教育で、「バカ」とか「みんなと仲良くしなさい」とか「何度言ったら分かるの?」とか。
それは子供を呪います。結局私は自己肯定感の喪失、個性を見失いかけ、アニメの世界…いや妄想の世界に飛び込んでいきました。
別にアニメが妄想の世界とは言いませんよ。ただ私の頭の中で、私のifルートを考えるようになったんです。
現実は死にたいほど苦しいから、妄想の世界に逃げ込む。はたしてそれがどんな効果を生んだのか。まぁそれは言いません。
そんな状態からの脱却を目指し陸上を始めました。そこで初めて努力を知りました。人と協力することを学んだ小学校4年生の冬でした。
走っていると今まであった劣等感などのグチャグチャした感情がどこかに置いていくような感覚がありました。
そうしてやっと精神はプラス面に向かっていったんだと思います。
中学校に入り、陸上部に入ったのですが、一年生の頃に顧問の先生が喧嘩し、部活が分裂しました。
その結果短距離を専門としている男の先生がまとめる男子組と長距離の先生がまとめる女子組に分かれました。私は長距離を専攻していたため、悩んだ結果女子組に入ったのですが、そこでなかなか苦労しました。まぁこんな性格はこの頃からあったので、部活の同期に失言をかましたりした結果、嫌われてはないけどあまり話しかけられなくなりました。孤立無縁ですね。
はい。同学年の女性が苦手になりました。
中学校2年生になると分裂してた陸上部も形上一つにはなったのですが、男子と女子にはやはり溝がありました。
3年の先輩が引退すると私は副部長となり、男子メンバーを取りまとめる立場となりました。
陸上部の男子というのはとにかくめんどくさいやつが多く、一日に一回タックルしてくるやつや、トイレにスリッパを投げ込んでその罪を人になすりつける奴などがいました。そんな環境ち立たされた結果、私は指揮能力の低さを実感しました。
カリスマもなければ、知能もない。実力もない。男子をまとめることはあまりできていませんでした。
そのときもっと上手くやっていれば、何か変わっていたかもしれませんね。
高校に入ると演劇をやりたいと考え始めたのは中学校2年生からでした。
そのころから声を出す部活に憧れており、アニメが好きだったことから演劇をやりたいと思ったわけですね。
今まで続けていた陸上はそんな私の思いをある程度支えてくれました。
陸上の長距離は体力を向上させるとともに、腹式を身につけ、肺を大きくさせることにも役立ちます。
さらに走っている間に誰かと話していると、割と本音で話し合えたりするんだということにも気づけました。
さらに諦めずに挑み続ける精神力と目標に向かってのスモールステップを学べました。
さて長々と昔話をしたわけでございますけれどもここからが本題です。本題である演劇人生をを振り返るのにかかったもじすうは1368字。
長い、長すぎる!もっと話をまとめろ‼︎
はい。いきましょう。
~振り返り~
『修学旅行』 ワダカズ(和田一真)
初の舞台、初の役者ということで、天丼でどれだけ笑わせられるか動きでどれだけ魅せるかが肝だったワダカズです。
台本に「ウン☆コ」って書いてあったワダカズです。
あの頃の僕はまだまだでしたね。台本に書いてあることは動きについてだけでした。どんだけ体かたいんだよ!
さすがピン背筋…あーぁ。
「クスミ、クスミー」と叫びながらでていき終わり、かと思いきや先生の発想でもう一度登場することに!
瑠フィンさんと色々話して「あなたは私の月だ太陽だ。アルファ・ケンタウリ第3星雲だ」というセリフの動きを考え、動きまくりました。
みやいち先輩、キャラな先輩、おむりる先輩、いづる先輩、紅子先輩、ヴィロイド先輩、そしてハムハム先輩の演技ほんと凄かったな。
『わたしの星』 シャイン(小川照輝)
ぴれのとの初共演、そして38期の中で一番舞台上で恋愛してる関係の始まりでした。
この時は演出もやってはいましたが役者がメインでした。ぴれのとの関係性を出したり、台詞回しや間の取り方を学んで訓練したのがこの劇です。記憶上ではこの劇から「劇ごとの目標」を立て始めたのですが、なぜかわたしの星だけ台本がないのでかけません。
まぁ目標は自身でとどめておくべきことなので、人には言いませんがね
ぽタる先輩のアイスの食べ方とか研究したなぁーていう記憶があります。
それと劇のストーリー上、疲れていないといけなかったので本番前に女奈落から上袖までの階段をダッシュして息を物理的に切らしていたなっていう思い出がありましたね。
『ささやくざわめくさえずる』 タニグチ先生(渓口一悦)
初めての大会作品で、初めての先生役でした。子供が大人を演じることの難しさを思い知りました。
渓口先生は哲学大好きで、生徒の尻に敷かれる先生でした。ただ市総文の時に観に来てくれた友達から尻に敷かれすぎてて先生としての威厳とかが伝わってこないと言われた時は普通にへこみました。先生はやっぱりむずい。けど楽しかった!
ただこの劇は良いこともあり、悪いこともありであまり大好きとは言えない劇だった気がします。
先輩にめっちゃ怒られたのはまぁ良いとして(愛情ですから)、同期内での荒れごとや、県大会のときの悔しさ。
それが思い出に残っているわけですね。
でも先輩と同期と一緒に一つの目標に向かって取り組んだこの時間は決して嫌なものではありません。
今でも輝いている宝石のように、どこかに影を持ちながら存在しています。
『報道センター123』 加藤左
初めての(何回言うんだ)おじいちゃん。2度目の先生。加藤左さんです。この劇でなんか魅力が出るようになった気がします。
というのもおそらくここら辺から自分に合う役ってなんだろうって考えた結果、「あ、俺には高校生合わないかも」
という考えに至りました。こんな人になってはいけませんよ。役者というのは大きな器でどんな役でもその形にフィットしないといけません。
ただ僕にはそれができませんでした。水瓶瓶のような形の器なのかもしれませんね。
とにかく高校生じゃないおじいちゃんは僕にフィットしたわけです。
ただ扱いはまぁそれなりに酷く、看板で叩かれ、四年連続置物にしたい男No. 1をとったり、渓口先生と同じで生徒の尻に敷かれる先生でした。
渓口先生の時にできなかった、尻に敷かれていても大事なとこでカッコよさを見せてくれるところをしっかりと演技できたことが役の魅力向上に大きな影響を与えたんだと思います。
『to get her』 会長(No name)
この劇は役者メインというよりも演出メインの劇でした。今まで部署の仕事を一度もやっていなかった人間が初めて演出をつけることになりました。といってもラティルスの補佐ですが。
演出机で見ると舞台の光景や映像で見る光景とはまた違うということを知ることができました。
動きが良く見えるんです。セリフに注目することができたんです。そしたら舞台や袖で聴くよりも多くの情報が視覚や聴覚からビンビンと伝わってきました。そこで改めて演出の凄さを思い知りました。それと達成感も。
先輩の最後の舞台は幕が落ちるまで、いや落ちた後も美しかったです。
先輩の涙をみると僕も泣けてきました。やっぱり先輩にやめてほしくはないんですよね。
そう思える自分にまたひとつ成長を感じました。
『葉桜と魔笛』 演出+M.T
初のリーディングドラマで脚色もして、初めて一人で演出をしてとなかなかにしんどかった劇です。
この劇で初めて病みました。やっぱり上手くいかないと人間焦るものですね。焦れば焦るほど失敗して、上手くいかなくなっていく。
地獄のループを味わいました。なかなかしんどかったという思い出が強いですね。
M.Tを登場させることになり、手紙を読むシーンでぴれのとクロスで入れ替わりながら読むことをしました。音量調節や手紙の読み方に意識していましたが、なかなかに難しかった覚えがあります。
漆龍やぴれのには大変ご迷惑をおかけしました。まるともすごく頑張ってくれてありがとう😊
感謝感激雨霰ですね。
この時ナレーションもしました。練習をして落ち着いた雰囲気で喋ることになったわけですが、これが自分の役の幅を少し広げることにつながったんだと思います。
『めぐるめぐるめぐる』 佐々木 翔太
地獄。この一言に尽きます。病みはしなかったけど、長く苦しい日が続きました。とるてもあの中よく頑張ったよ。すごく成長できたね!
僕自身この劇で大きく成長できたと思います。変な台詞回しや強調の改善、声の出し方の変化などありました。
台詞回しの改善がまぁなかなかに苦戦して地獄だったわけですが、なんやかんやできたんでよしとします。
この経験を通してある一つの発見をしました。それは「台詞回しが変な時は声をあまり出さずに日常的な状態で直していく」ということです。
台詞回しを直せたら声のボリュームを少し上げて、また少し上げて……と繰り返していくことで、体に馴染ませる。
これがおそらく大事なんだと思います。
この作品は本当苦しかったけどその分凄く楽しかったです。
れいらの上手さに、ぴれのの安定感に、瑠フィンの安心感に、とるての努力に凄く支えられました。ありがとうございます
照明と音響。タイミングの合わせ方完璧すぎ。ずっと舞台を照らしてくれて、キャストが目立つように舞台が光り輝くようにやってくれてありがとう。照明の出してくれた光に合わせて雷を入れ、雨をずっと流し、土砂崩れも入れてくれた音響。君らの音が観客を世界に引き込んでくれたんだよ。いつもありがとうね。
『生徒総会』 高坂清国
初めて舞台で楽器を持った役です。今までで一番テンポが大事になってきた劇でした。疾走感の中にある笑いのポイントをしっかり抑えるのがなかなかに大変でした。何より大変だったのがギターです。ギター歴零年のペぇペぇがギターもって舞台で弾くんです。ほぼ不可能に近いんですよ。3ヶ月で弾けるようにならなければいけないということで、めっちゃ練習しました。何よりコード抑えるのが大変なんです。
前述したように小指がアレなんで、指が届いたとしても弦を上手く抑えられない、抑えれたとしても次のコードに行く時指がうまく動いてくれない、ていうかそもそも指がちっこいと結構壁がありました。書いてて思います。よく弾けてたなと。本当に褒めて欲しい。これだけは。
この劇で初めて声量が大きすぎて割れるという事態が発生しましたね。今までそんなことはなかったはずなんですが…。割れないようにするため声量を抑えたりしましたが、魅力が薄れたりしたので、調整が難しかったです。後輩の皆さんは声が出すぎたら、喉の調子とか台詞を出す時の息の量とかに注意したら良いと思いますよ。
この劇は瑠フィンさんと白兎の絶妙なキモさと、潤一郎に味方するちょっとおかしな清国がほんとによかったです。
てかるりー郎上手くね?セリフ処理の仕方とか袖へのはけ方、はけるまでの責任ある行動、アドリブ力、声量、滑舌。どれとっても上手いやん。なんでキャストやらのんって感じでした。
白兎もちゃんと面白かったし、もう満足でございます。「生下着」のテンポ感とか「ホレ、制服」の時の無音アドリブとか天才だと思ったよ。
ほんと最高!
『願い、届く』 矢崎
初めてのピピオ参加+他校さんと初めて同じ劇をつくりました。僕のやらせてもらった場面は笑いは絶対に起きないけど、このシーンがあるからこそ届く思いもあるという重要なシーンでした。矢崎は願いが強くで先生に立ち向かうほど勇気のある大人びた子でしたが、まだちょっと子供の部分もある。その強さと弱さを魅せるのが大変でした。だからこそ凄く達成感のあった役でした。
余談ですがこの役で初めて低い声を使いました。今までわりと高い方の声を使っていたので、低い声の方が自分にとってしっくりくることを初めて知りました。だからどうしたって話ですがね。ただこの低い声を出すことが大河原先生にもつながっていったんだと思うと、やってよかったなって思うだけです。
『ちゃぶ台の詩』 校長(大河原哲三)
今回の作品ですね。ラストが先生役っていうのもなんかいいですね。実際楽しいですし。白兎くんに怒ったり、瑠フィンさんに注意したり。普段の僕がしないからこそ新鮮な気分になれました。
まぁいつも通り苦しい時期はありましたが、今まで通り乗り越えてきています。また新たな課題が出ましたが、明日ぐらいには乗り越えてたいです。てか乗り越えろ‼︎
一年生の演技をみてると修学旅行の時を思い出して、あぁ先輩はこんな気持ちだったんだろうかと感慨にひたっております(家で)。
これからの活躍に期待!
本番は今週の金曜日。頑張っていきましょう(本日2回目)
さてこれで全部の振り返りができたと思います。日誌書くのにあんまり時間かからないだろうと思っていたのですが、始めてから三時間。なかなかかかりましたね。やっぱり最後だと思うとちょっと悲しくなってくるのでしょうか。書くスピードがいつもより遅い気がせんでもないですね。
やっぱり引退したくはないね。まだ同期と後輩と一緒に劇していたいですよ。ただ時間はそれを許してくれません。それに留年もしたくありません。だからこれが本当に最後です。まぁ最後じゃなきゃ昔話なんてしないですけどね。なんてこんなこと書いてちゃいけないですね。やっぱり最後は良いこと言って終わりましょうか。後輩らに向けての話は長くなりそうだから引退式で話そうかな
はい。真面目に行きます。
同期のみんなへ
こんなどうしょうもないやつを今まで支えてくれて本当にありがとうございました。
迷惑をかけたことも一杯あると思います。悲しませるような事をしたこともあると思います。
それでも一緒に劇を作ってくれて、一緒に話してくれてありがとうございました。
これからはそれぞれ違う道を歩んでいくことになると思います。
ただその道はどこかで繋がっていると私は思います。
だから自分の選んだ道を信じ続けてください。諦めないで挑み続けてください。
きっとその先に自分の思い描いた未来が待っています。
たとえ道が途切れてしまっても大丈夫。さっきも言ったように道はどこかで繋がっています。
自分の夢が達成できなかったとしても、道に刻まれた足跡は消えることはありません。
足跡を辿って戻ってみても良いんです。足跡を元に新たな道へ踏み出しても良いんです。
後悔のない人生にしてください。
僕はいつだって応援していますよ。
追記
もし引退した後も話す機会があれば話しかけてください。いつでも待ってます。
後輩のみんなへ
これからはいろんな苦労があると思います。
その度に同期や先輩・後輩と助け合いながら乗り越えていってください。
君たちにはそれができる力があります。
自信を持って歩んでいってください。
信じて進んだ道こそ正しい道ですよ。信じて信じて信じ続けてください。
僕はこれからは一緒に劇を作ることはできなくなりますが、だからといって沼演と縁が切れたわけではありません。
公演やる時は呼んでくださいね。行けたら行きます。80%で。
学校で会うことがあったら話しかけてくれると嬉しいです。これはただの願望ですが。
元気に安全にこれからも活動していってください。
応援していますよ。
六月十日月曜日 ライロット