埴輪・・・
3~7世紀頃、古墳の墳丘上に立て並べた素焼の土製品。
円筒埴輪・形象埴輪に二大別され、形象埴輪は家形・器具器材・動物・人物など多様である。
『日本書紀』では、垂仁天皇の頃に野見宿禰が日葉酢媛命の陵墓へ殉死者を埋める代わりに土で作った人馬を立てることを提案し、天皇がその通りにしたとするのが、埴輪の始まりとされる(考古学研究とは一致していない)。
東京国立博物館の 特別展 はにわ に行ったことを書きましたが・・・
その1週後、東京国立近代美術館の埴輪関連の展覧会に行ってきました。
ハニワと土偶の近代
埴輪と土偶なので、対象は埴輪だけではありませんが・・・
埴輪関係のものが多かった印象です。
もっとも、実際の埴輪や土偶の展示はほとんどなく・・・
それらに関する近代美術、それらをモチーフにした美術作品が展示されてました。
実際の埴輪はこれだけで・・・
手前がイサム・ノグチが目にした埴輪、奥が何かの雑誌の表紙に扱われた埴輪・・・だったと思います。
ちなみに、こちらの展覧会の主催者の一つがNHK・・・
東京国立博物館の特別展の方も主催者の一つがNHKで、NHKがやらら埴輪押しです。
そんなこともあって、会場外には『おーい!はに丸』の はに丸 も・・・。
明治期以降の絵画やスケッチなどが展示されてまして・・・
『日本書紀』では、埴輪を提案としたと言われる野見宿禰をモチーフとした絵画・・・
紀元2600年や・・・戦前・戦時下の作品・・・
ローマ帝国時代の筋肉隆々の像が、イタリアの力強さをアピールしたように、日本古来の埴輪やそれを関するものをアピールして、日本の歴史の深さをアピールしたようです。
それ以降は、埴輪や土偶をモチーフにした作品を展示。
最後は、サブカルチャー的なものの展示・・・
ちなみに、個人的には埴輪よりも土偶の方が好きだったりします。
自分は縄文人なのかもしれません。