牽牛・・・
牽牛星の略、彦星、鷲座のアルファ星、アルタイル。
「牽牛」というのは、人の名前っぽくないな・・・と思い調べてみますと・・・
「牽」には「引く」という意味がり・・・
どうも「牽牛」って言うのは、牛引き・・・職業的な名詞のようです。
さて、七夕と言いますと・・・
年に1回しか会えない、彦星(牽牛)と織姫・・・恋人たちのロマンス・・・
そんなイメージですが・・・
もともとはチャイナの伝説『牛郎織女』が、大元の話です。
話の詳細については、Wikipediaのコチラをご参照いただきたいのですが・・・
これを見ますと・・・
織姫は天の女帝の孫で、人間界で水浴びをしてたところ、彦星に羽衣を隠され、天界へ帰れなくなり・・・
彦星と結婚・・・
二人の子供をもうけ・・・
女帝の怒りによって、織姫は天界に連れ去られ・・・
子連れの彦星がそれを追って、天界に上がるものの・・・
女帝によって、彦星と織姫の間には天の川ができ、隔てられることに・・・
ただ年に1回の七夕の日だけ、鵲が飛び交い、天の川の上に橋を作り、会うことが許される・・・
そんな話です。
こう見ますと・・・
恋人たちのロマンスではなく、親の許しを得なかった子連れ夫婦の問題で・・・
しかも、馴れ初めが、彦星の謀略・・・
全然ロマンチックではないです。
こんな絵がよく使われますが・・・
実態は、こんな感じ・・・
もう少し子供たちをかまってあげて!