【い】稲村城(いなむらじょう) ;安房日帰り旅行④ | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

公辞苑(ハムじえん)【第二版】

吾輩の辞書には「不毛」という文字しかない!

特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

稲村城・・・

安房里見氏の初期の本城。

古河公方足利成氏の命を受け、この地に進出してきた里見義実(初代)が文明8年(1486年)に築城し、延徳3年(1491年)に完成したとの伝承がある。

安房国府を押さえる水陸交通の要所に地に築かれた。

16世紀初期には、里見義通・義豊が居城とし、安房国支配の拠点とした。

義豊は、稲村の変によって従兄弟である義堯に滅ぼされて家督を奪われて稲村城も廃城となる。

 

 

 

 

10月末の平日にお休みを取って、かつての安房国の中心地だった館山市に行ってきました。

 

安房と言えば、「南総里見八犬伝」を思い起こしますが・・・

そのモデルとなった安房里見氏のお城も見ておきたいところですよね。

自分の持っているガイドブックには、館山城跡と稲村城跡の二つの城跡が載っていましたが・・・

館山城跡は公園化され、コンクリート造りと思われる模擬天守が博物館として設置されているようで・・・

一方、稲村城跡は、土塁や堀切等の関東特有の土のお城の遺構が残っているそうで・・・

個人的には稲村城跡の方が魅力的なので、そちらへ行ってみることにしました。

 

まぁ、その前に訪れていた国分寺跡や国分尼寺跡伝承地からも遠くないと言うこともありますが・・・。

 

 

さて、地図を見ながら、稲村城跡らしきところの周囲を回ったのですが・・・

お城を案内するような看板が、見つからず・・・

Google Map上では、上の画像のこんもりとした山がお城跡のようです。

 

その山に向かい、田んぼの小道をレンタサイクルで近づいていきますと、稲村城跡との看板を発見しました。

 

ただ、お城についての説明が文字ばかりで書かれており・・・

地図的なものが、皆無・・・

これでは、どこから城跡に入れて、どうやって見学して良いのかが分かりませんでした。

 

しょうがないので、看板の向こうに見える山の麓を巡り、入れそうなところがあったら入ってみようと、うろついてみました。

入れそうな・・・入れなそうな・・・判断がつかないところが多く・・・

案内もないし・・・

ひょっとしたら、お城の遺構ではないのかな・・・。

 

不安だらけで回ってますと、突然 「この先、私有地」みたいなところに出てしまい・・・

時間的なことも考え、断念してしまいました。

 

 

 

断念後、レンタサイクルを走らせますと・・・

山の逆側に城入口への案内看板が、小さく設置されてるのに気づきました。

いくつかの小さな案内看板に導かれ、行ってみたところ、お城への小道らしきものがありました。

でも、きちんとした駐輪スペースがないし・・・

 

ちょっと奥まで行きましたが、どこまで続くか分からず・・・

やはり時間的なこともあり・・・ここまで来て断念してしまいました。

 

 

 

ここは、遺構が歴史的な価値もありそうですし、やりようによって観光の目玉にもなりえると思います。

そういった意味では、案内看板とか駐輪・駐車のスペースがもう少し充実してると、良かったのにな・・・と思いました。

 

まぁ、自分も事前に調べてから来れば良かったのですが・・・

あまり計画し過ぎない旅が好きなもので・・・。

 

 

 

 

 

 

<オマケ>

 

稲村城・・・

 

いなむらじょう・・・

 

 

稲村嬢(稲村亜美さん)・・・