ヤマトタケル・・・
景行天皇(第12代)の皇子で、仲哀天皇(第14代)の父。
『古事記』『日本書紀』で、その活躍が描かれている。
古事記では「倭建命(やまとたけるのみこと)」、日本書紀では「日本武尊(やまとたけるのみこと)」と表記される。
古代史に詳しくない方でも、ヤマトタケルの名は聞いたことがあるかとあるかと思います。
つい最近 読んだ『常陸国風土記』にも、ヤマトタケルにも出てきました。
ちなみに、この風土記では「倭武天皇(やまとたけるのすめらみこと)」と記載されていて、天皇として取り扱われてました。
そして、書かれた内容も穏やかのものばかりで、常陸国のいろいろな地名の由来がヤマトタケル天皇によるものだという記事ばかりです。
「古事記」では・・・
父の景行天皇から、食事に出てこなくなった双子の兄の大碓命を諭せと命じられたのに、殺して筵に包み投げ捨ててしまったり・・・
クマソタケル兄弟の兄を討った後に、その弟を剣で尻から刺し殺したり・・・
けっこう乱暴者の描写が多いのですが、「常陸国風土記」では穏やかです。