【あ】旭川ラーメン(あさひかわらーめん) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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旭川ラーメン・・・
北海道旭川市周辺で供されるご当地ラーメン。
魚介系の醤油ベースのスープ、低加水率の縮れ細麺が特徴。
また、スープの上に大量のラードを入れるところが多く、冬が寒い旭川でスープの熱を逃さないように工夫している。
 
 
 
 
先週の土曜日に、KITTE(東京駅前の複合商業施設)に行ったことを前回の記事で書きました。
そのKITTEの続きです。
 
 
KITTEの中には、「ばいこうけん」という旭川ラーメン屋さんがあります。

旭川にある旭川ラーメン「梅光軒」の東京のお店です。

 

 

ちなみに、自分は約20年ほど前に旭川に住んでいまして・・・
旭川ラーメンは最も好きなラーメンの一つです。
「梅光軒」もよく食べていたお店の一つです。
 
 
そんなこともあり、KITTEに行ったついでに「ばいこうけん」に行ってきました。
以前にも行ったことがありますが、久々です。

 

 

旭川ラーメンにつきましては、冒頭に書いた通り魚介系の醤油ベースのスープが一般なのですが・・・
「ばいこうけん」のメニューを見ますと・・・
味噌ラーメンや塩ラーメン・・・台湾まぜそば、油そば・・・旭川ラーメンの認知度の低さを思い知らされてします。
 
「旭川ラーメンは北海道のラーメンの一つ・・・札幌の味噌ラーメン、函館の塩ラーメン、旭川の醬油ラーメンとそれぞれが有名だが、旭川でもメインではないものの味噌や塩も出すんでしょう!」と東京の人は思われているかもしれませんが・・・
実は、本当の旭川市の旭川ラーメンのお店は、醤油のラーメンしか出さないところが多かったはずです。
かろうじて、塩ラーメンをメニューに入れているところもありますが(梅光軒の本店も塩はあったと思います)、頼む人は圧倒的に少なく、天下一品のあっさりラーメンのような位置づけでしかありません。
 
また、サイドメニューを置くところもほとんどなく・・・
餃子すら提供しないお店がほとんどでした。
あるのは醤油ラーメンのメニュー・・・チャーシュー麺、ネギラーメン等の一部の具材が多くなるラーメンメニューと白米がほとんどでした。
 
だから、「ばいこうけん」のメニューを見て・・・
餃子や丼もの等のサイドメニューが充実しているのには悲しくなってきますし・・・
 
醤油ラーメンのトッピングに、本来の旭川ラーメンの具材として使用されないバターコーンなんかを見てしまうと、悲しくなってきます。
いや、バターコーンあったかもしれませんが、地元の人は頼まないトッピングだったと思います。
 
もっとも、ここまで述べてきた旭川ラーメンの特徴は、約20年前の話ですので、現在は違うのかもしれませんが・・・。
 
 
 
 
まぁ、とりあえず旧旭川市民である私は、醤油のチャーシュー麺を頼んでみました。
旧旭川市民としては、ただの醬油ラーメンにしたかったのですが・・・
セットメニューやサイドメニューを頼まないケチだとは思われたくないので、かろうじてチャーシュー麵です。
さて、食べたのですが・・・
あれ?!こんな味でしたっけ?
 
旭川ラーメンの要素が皆無って訳ではないですが・・・
魚介系の臭みが少ないですし・・・
加水率もやや低そうなものの、本来のものより高いのでちょっとツルツルしてるし・・・
スープ表面のラード?・・・ラードかどうかは分かりませんが、油分が少ないので、夏なのに汗かくほどスープでもありませんでした。
 
正直、旭川ラーメンの特徴がミニマムなラーメンでした。
以前、ここに来た時には、それなりに満足したような気もしたのですが・・・。
旭川ラーメンを長期間食べてなかったので、期待が大きくなり過ぎたのかもしれません。
 
 
 
 
<オマケ>
これも約20年前の話ですが・・・
旭川市のラーメン屋さんは大きく二種に分かれてました。
一つがいわゆる旭川ラーメンのお店・・・
もう一つが、山頭火系のラーメンのお店で・・・
この二つ以外はオリジナルなお店と言った感じです。
 
個人的な感想ですが・・・
山頭火系のお店は、塩、醤油、味噌の三種がありますが、豚骨が強いのでどれも似たような味で、塩が豚骨味を一番楽しめるので、塩がオススメです。
あと、山頭火よりも山頭火で修行して、その後に自分でお店を構えたお店の方が味が濃い目でおススメです。
 
まぁ、約20年前の話ですが・・・。