【ふ】ふぐ肝(ふぐきも) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

ふぐ肝・・・

ふぐの肝臓。

一般的に毒があると言われ、フグ毒は青酸カリの1000倍の毒性があると言われる。

ふぐの食用可能な部位は、その種類によって微妙に違うが・・・まぁ、肝は基本的に食べちゃいけない部位。

 

 

 

 

 

食べちゃいけない部位なんですが・・・

二度ほど食べたことがあります。

 

 

 

一回目は、「接待」という記事でちょっと触れましたが・・・

前職時代に営業の仕事をしてまして、接待でふぐ料理や行った時に食べました。

 

まだ新人の頃で、接待相手がお店を指定してきまして・・・

おそらく、接待相手がお店に事前連絡したんでしょうね・・・コースにないサービス品が出されました。

それが、ふぐ肝でした。

出すお店の方は、はっきりと肝とは言いませんでしたが・・・

接待相手が「特別に出してもらったコレ(サービス品)は肝だよ」と得意げに言ってました。

 

新人なので食べ物の知識はなく、ふぐの肝は猛毒とは知らず・・・

お店で出される部位には毒はないものだと思って、何も考えずに肝を食べた次第です。

 

なんか食べて舌が痺れたような気もするのですが・・・

今現在も生きているので大丈夫だったんでしょう。

 

 

 

二回目は、大分旅行した時に食べました。

居酒屋で、普通にフグの刺身を頼んだ時に、肝が入ってました。

それが、コチラです。

柑橘と刻みネギの間にあるのが、肝(おそらく湯がいたもの)でした。

 

普通に刺身を頼んだだけですので、そんなものが入っているとは思わず・・・

でも、通常のふぐ刺では見慣れないものが・・・。

お店の人も、これが肝だとは言わずに出してきたので、食べました。

 

でも、気になったので・・・

「見慣れない部位があいましたが、あれって何ですか?」と聞いたところ、肝だったわけです。

 

お店の人に聞きましたが・・・

大分は ふぐの養殖がさかんなのですが、養殖のふぐのエサをコントロールすることで、肝に毒がほとんどない ふぐができるそうです。

ふぐは食べたものにより肝に毒が蓄積されるらしく、養殖ならでは無毒の肝が食べれるようです。

そのこともあって、わざわざ大分まで ふぐ肝を食べにやって来る人もいるとの話でした。

 

ただ、後で調べましたが・・・

大分県自体は、ふぐ肝の食用を認めてないようです。

 
 
 
 
<オマケ>
かつて古い時代劇を見てた時に、ふぐの毒に当たった人を砂浜に首まで埋めて毒を抜くというシーンをよく見ました。
見たのが子供時代でしたが、大人になってみると、根拠のない民間療法にしか思えなかったのですが・・・
それなりに効果があったかもしれない対処療法だったようです。
詳しくは、コチラを・・・。