修復・・・
① 破損した箇所を作り直すこと。
② もとの良い関係をとり戻すこと。
この間の土曜日に、泉屋博古館 分館に行ってきました。
こんな展覧会をやっていました。
住友財団修復助成30周記念 文化財よ、永遠に
https://www.sen-oku.or.jp/b6e9378c7ae32c84baef2f1655bec410002450ad.pdf
https://www.sen-oku.or.jp/9f11c2b27c04ac94e0219aabe5c39562df3b9061.pdf
修復された文化財と、その修復に使われる技術の説明が展示されていました。
ちなみに、「修復(修理)」であり、現在あるものを保存・伝達していくための作業であり・・・
欠けたものを「復元」したりするわけではないそうです。
実は、このテーマの展覧会は、この泉屋博古館 分館(六本木)の他に・・・
泉屋博古館(京都)、東京国立博物館(上野)、九州国立博物館(太宰府)でも開催されています。
https://www.jcic-heritage.jp/jcicheritageinformation20190805/
と言っても、展示されてるものは違うので、それぞれで楽しめると思います。
泉屋博古館 分館では、鎌倉時代~室町時代の仏画・巻物を中心に、近世・近代の絵画、中国の元・明時代や朝鮮・高麗時代の絵画などの修復文化財が展示されてました。
鎌倉時代というと、けっこう古い時代たと思うんですが・・・
ものによっては かなり色鮮やかに見ることもでき、修復技術の凄さに目を見張りました。
実際に行ってる修復作業は、絵の裏打紙を張り替えたり、絵についたカビを落としたり、経時によってできた折りを真っすぐにしたり・・・
技術も相当なんですが、それを行う根気も相当なものだと思います。
価値のある文化財をこうやって保存していくということは、とても重要なことだと思います。
ただただリスペクトです。
やはり昔からの金持ち(財閥系)というのは、こういった文化財にきちんと援助してくれるところが偉いと思います。
現在の成功した事業家たちにも、古いものでなく、現在のものでよいので文化財保護に力を入れてほしいと思います。