7月半ばの三連休で大分に行ってきました!
二日目は、宇佐市に行ってきました。
宇佐神宮の後に行ったのは、コチラ・・・宇佐風土記の丘です。
宇佐風土記の丘・・・
駅館川の東岸の河岸段丘上の台地に広がる史跡公園です。
公園内には川部・高森古墳群があり、3世紀末~6世紀の6基の前方後円墳と多数の円墳や方形周溝墓が集中してます。
まずは駐車場から近かった福勝寺古墳へ。
全長78mの川部・高森古墳群で最大の前方後円墳です。
大分県内でも4番目の大きさらしいです。
5世紀前半の築造と推定されてます。
周辺には小さな円墳や土壙墓、箱形石棺墓などがあったそうです。
次に、福勝寺古墳の西南にある免ヶ平古墳へ。
現在は径30mの円墳ですが、本来は全長約50mの前方後円墳であったことが分っています。
4世紀後半の築造と推定され、竪穴式石室からは斜縁二神二獣鏡1面、仿製三角縁神獣鏡1面、碧玉製釧などが出土したそうです。
この古墳の東側は、風土記の丘の中ではきれいに整備されているばしょです。
ここにも小規模の古墳があったようで、いくつか再現と思われるものや凹みによる形跡などが見られます。
次に、福勝寺古墳の東にある鶴見古墳へ。
全長31mの前方後円墳で、6世紀の築造と推定。
横穴石室が覗けるような整備がなされています。
次に福勝寺古墳の北の車坂古墳へ。
と言いましても、草木がボーボーで整備されておらず、正確な形が分かりませんでした。
全長58mの前方後円墳で、5世紀の築造と推定。
周辺には天井部を失った小規模古墳や・・・
方形周溝墓が見られ・・・
車坂古墳より、こちらの方が見ものかもしれません。
次に、車坂古墳のすぐ北側の角房古墳へ。
全長46mの前方後円墳で、やはり5世紀の築造と推定されてます。
5世紀に造られた古墳は、福勝寺古墳、車坂古墳、角房古墳の順と推定されてるようです。
そして、角房古墳から見て東にある赤塚古墳に最後に行きました。
全長57.5mで、3世紀末に築造された前方後円墳です。
九州で最古の前方後円墳とされています。
大正10年の発掘で、後円部の箱式石棺から三角縁神獣鏡4面、三角縁盤龍鏡1面、碧玉製管玉が発見されています。
周辺には多くの方形周溝墓があり、圧巻です。
ちなみに、風土記の丘の中に大分県立歴史博物館がありますが・・・
現在、リニューアル工事中です。
通常の展示はされていないのですが、その代り無料で小規模展示が見れます。
・・・と言うことで、宇佐では宇佐神宮と古墳を回ってきました。