【う】宇佐風土記の丘(うさふどきのおか) ;大分の旅⑧ | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

公辞苑(ハムじえん)【第二版】

吾輩の辞書には「不毛」という文字しかない!

特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

7月半ばの三連休で大分に行ってきました!

二日目は、宇佐市に行ってきました。

 

 

宇佐神宮の後に行ったのは、コチラ・・・宇佐風土記の丘です。

 

宇佐風土記の丘・・・

駅館川の東岸の河岸段丘上の台地に広がる史跡公園です。

公園内には川部・高森古墳群があり、3世紀末~6世紀の6基の前方後円墳と多数の円墳や方形周溝墓が集中してます。

 

 

まずは駐車場から近かった福勝寺古墳へ。

全長78mの川部・高森古墳群で最大の前方後円墳です。

大分県内でも4番目の大きさらしいです。

5世紀前半の築造と推定されてます。

 

周辺には小さな円墳や土壙墓、箱形石棺墓などがあったそうです。

 

 

次に、福勝寺古墳の西南にある免ヶ平古墳へ。

現在は径30mの円墳ですが、本来は全長約50mの前方後円墳であったことが分っています。

4世紀後半の築造と推定され、竪穴式石室からは斜縁二神二獣鏡1面、仿製三角縁神獣鏡1面、碧玉製釧などが出土したそうです。

 

この古墳の東側は、風土記の丘の中ではきれいに整備されているばしょです。

ここにも小規模の古墳があったようで、いくつか再現と思われるものや凹みによる形跡などが見られます。

 

 

次に、福勝寺古墳の東にある鶴見古墳へ。

全長31mの前方後円墳で、6世紀の築造と推定。

横穴石室が覗けるような整備がなされています。

 

 

次に福勝寺古墳の北の車坂古墳へ。

と言いましても、草木がボーボーで整備されておらず、正確な形が分かりませんでした。

全長58mの前方後円墳で、5世紀の築造と推定。

 

周辺には天井部を失った小規模古墳や・・・

方形周溝墓が見られ・・・

車坂古墳より、こちらの方が見ものかもしれません。

 

 

次に、車坂古墳のすぐ北側の角房古墳へ。

全長46mの前方後円墳で、やはり5世紀の築造と推定されてます。

5世紀に造られた古墳は、福勝寺古墳、車坂古墳、角房古墳の順と推定されてるようです。

 

 

そして、角房古墳から見て東にある赤塚古墳に最後に行きました。

全長57.5mで、3世紀末に築造された前方後円墳です。

九州で最古の前方後円墳とされています。

大正10年の発掘で、後円部の箱式石棺から三角縁神獣鏡4面、三角縁盤龍鏡1面、碧玉製管玉が発見されています。

 

周辺には多くの方形周溝墓があり、圧巻です。

 

 

ちなみに、風土記の丘の中に大分県立歴史博物館がありますが・・・

現在、リニューアル工事中です。

通常の展示はされていないのですが、その代り無料で小規模展示が見れます。

 

 

 

・・・と言うことで、宇佐では宇佐神宮と古墳を回ってきました。