【め】メスキータ(めすきーた) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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吾輩の辞書には「不毛」という文字しかない!

特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

メスキータ・・・
サミュエル・イェスルン・デ・メスキータ(Samuel Jessurun de Mesquita)1868~1944。
オランダで活躍した版画家、画家。
美術学校で教師としても活動し、指導した学生の一人にマウリッツ・C・エッシャー(だまし絵で有名)がいます。
特に木版画が有名ですが、シャープで簡潔な表現が特徴的で、浮世絵の影響も受けてるようです。
ナチスのオランダ侵攻後・・・ユダヤ人であった彼は、家族もろともゲシュタポに逮捕され、のちほどアウシュヴィッツで亡くなっています。
アトリエに残された作品の一部が、エッシャーや友人たち手で守られたそうです。
 
 
 
 
7月4日・・・
上野の美術館2つを巡った後に、東京駅へ行き東京ステーションギャラリーに行ってきました。
現在、メスキータ展が開催されてます。
 

 
メスキータ
 
正直、知らない作家です。
東京ステーションギャラリーはマイナーな作家さんを突いてきますが・・・そこは評価してます。
 
メスキータ・・・
実際の作品を撮影することはできませんが・・・
こんな感じの作品が展示されてます。
 

 
シャープな表現の版画ってこともあると思うんですが・・・
何か暗いイメージを受ける作品が多いような多く・・・
個人的には馴染めなかったというのが正直なところです。
 
白と黒の世界は、漫画や黒摺りの浮世絵、江戸時代の読本の挿絵で馴染みがあり、それらには親しみを感じるのですが・・・
メスキータに限らず西洋の版画には、イマイチ馴染めないです。
これって何なんでしょうね・・・。