【よ】横山華山(よこやまかざん) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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横山華山・・・
江戸時代後期に京都で活躍した絵師。
諸画派に属さず、画壇の潮流に左右されない、自由な画風と筆遣いで人気があったそうです。
没後しばらくは有名な書画家の一覧表に掲載されたり、夏目漱石の「坊ちゃん」に登場するなど、有名な絵師だったようです。
フェノロサら海外の研究者やコレクターからも評価され、その作品は欧米の美術館にも収蔵されたそうです。
 
 
 
現在、東京ステーションギャラリーにて、その横山華山の展覧会が開催されてまして・・・行ってきました。

 
横山華山
 
 
正直、今まで聞いたことのなかった絵師さんです。
「かざん」といえば、絵師・思想家である渡辺崋山は知ってたのですが・・・
こちらの横山華山さんの方は、現代であまり知られてないかと思います。
でも、大正期くらいまでは、けっこう知名度が高かったようです。
 
現在あまり知られてないのは・・・
諸画派に属さなかったため、美術史の分類から外されてしまったことや・・・
作品が海外に流出されてしまったことが原因のようです。
 
 
 
 
諸画派に属さず、画壇の潮流に左右されない、自由な画風と筆遣い・・・と言うことですが、個人的にはそこまでは分かりませんでした。
ただ良い絵だとは思います。
 
個人的には、「祇園祭礼図巻」「倣蕭白押絵貼屏風」「紅花屏風」「唐子図屏風」「夕顔棚納涼図」といった作品が良かったと思います。
特に「祇園祭礼図巻」は祇園祭の内容を克明に描いたもので、ボリュームおよび詳細さに圧巻でした。
 
 
いろいろと見なさなくてはいけない画家・絵師も多いですね。