【か】怪人(かいじん) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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吾輩の辞書には「不毛」という文字しかない!

特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

怪人・・・

怪しい人。

正体不明の不思議な人物。

怪しく気味の悪い人。

不思議な能力のある人。

ヒロー番組などでは、特殊能力を持った悪人。

 

今回は、この方たちの話ではありません・・・。

 

 

前回の記事で、口裂け女のことを書きましたが・・・

 

ちょうど口裂け女の噂が流行っていた我々の小学時代・・・

私の住んでいた埼玉県狭山市某所の小学校では、某ゴルフ場に口の裂けた怪人(オッサン)が現れるとの噂が立ちました。

 

その怪人の容貌と言いますと・・・

①裂けた口を隠すためにマスクをしている(当時は、本当に風邪をひかない限りマスクをする人はほとんどいなかった時代です)

②サングラスをしている(当時は、サングラスも頻繁にかける時代ではなかったです)

③耳が異様に大きい。

④つぎはぎのあるボロい服を着ている。

まさに怪人です。

 

これを言い出したのが、同級生のI川君とK山君で・・・

I川君はやや虚言壁があるものの、K山君は人の良い子でしたので、この怪人は実在するものだと、同級生のみんなは思ったものです。

ちなみに、I川君はこの怪人のことを「バンバン爺」と名付けました(当時、家庭用の棒棒鶏の素が発売された頃で、棒棒鶏の知名度が上がり始めた時代です)

 

 

この怪人の噂の広がった頃・・・

同級生の中から、「みんなでバンバン爺を退治しよう」と言い出すやつが出てきて・・・

とある放課後の時間に、I川君と同級生10名程度で某ゴルフ場に向かい、本当にバンバン爺 退治に行くということがありました(平日の夕方のゴルフ場はお客も少ないので、子供の遊び場所になってました)

 

私は行きませんでしたが、後日に退治に行った同級生に話を聞くと・・・

実際に怪人らしき人物に会い、みんなでやっつけようとしたところ、怪人の反撃に合って、退散したとのことでした。

退治に行った同級生の中には「バンバン爺に手裏剣を投げられ、腕にかすり傷ができた」と言い出すヤツも出る始末でした。

 

 

この怪人・・・

実際に会ったというから、実在したのかもしれませんが・・・

その特徴を思い出してみますと・・・

①裂けた口を隠すためにマスクをしている。

②サングラスをしている。

③耳が異様に大きい。

④つぎはぎのあるボロい服を着ている。

絵にしてみると、おそらくこんな感じで・・・

①に関しては、口が裂けてるのを本当に見たわけではなく・・・

ただ単にマスクをしてる人物で、口裂け女の伝説のため、口が裂けてると勘違いされたものと思われます。

 

そう考えると、ただ単にちょっと耳が大き目な猿耳をしたオッサンで・・・

ただのゴルフ場の職員さんだったような気がします。

例えば、芝生に農薬撒いてる職員さんでしたら、マスクするでしょうし・・・

そのような作業でしたら、作業着も立派なものでなくてもいいでしょうし・・・

日差しがまぶしけりゃ、サングラスもしてるでしょうし・・・。

 

そんなゴルフ場職員のオッサンに、小学生の集団が襲ってきたら・・・

手裏剣かどうかは別として、威嚇のために何らかのものを投げつけてくることもあるでしょうしね・・・。