カレーうどん・・・
カレー饂飩。
カレー粉で味をつけた汁にうどんを入れた料理。
カレー南蛮も ほぼ同意語で使われるが、「南蛮」は葱のことを指すので、葱の入ったカレーうどん(もしくはカレーそば)に当たる。
って、以前にも書きましたが・・・
https://ameblo.jp/numach-team/entry-12322831845.html
今回も名古屋めしとしてのカレーうどんです。
仕事で名古屋方面に行くことが、ちょっとあるのですが・・・
かつて名古屋に6年ほど在住したことがありまして、ついつい懐かしの名古屋めしを食べたくなってしまうわけです。
その一つが、名古屋のカレーうどんです。
こちらは、「うどん錦」というお店のカレーうどんです。
やはり、汁は、ボテボテとしたポタージュスープ状となっておりまして、味はマイルドで上品な味です。
そして、中のうどんはモチモチタイプなのであります。
本当に、優しい味のカレーうどんなので、飲んだ後の〆としてラーメンの代わりに このタイプのカレーうどんを食べるのが、名古屋流です。
お店の名前に「錦」とあるように、名古屋の飲み屋街の錦三(きんさん;錦三丁目のこと)にあるお店です。
うどん錦
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230103/23000374/
http://nagoya.xtone.jp/archives/udon_nishiki.html
ちなみに、かつてテレ朝で放映されていた「タモリのジャングルTV」に店主が出たことがあるらしいです。
さて、名古屋でカレーうどんの歴史を言いますと・・・
昭和51年(1976年)に名古屋の黒川というところに、カレーうどんを出した「若鯱家」という個人店が、名古屋のカレーうどんのパイオニアと言われてます。
現在、同名の「若鯱家」というチェーン店のお店がありますが・・・
個人店の若鯱家で働いていた店員が、勝手に「若鯱家」の名を商標登録してしまい、チェーン展開しているのがその店です。
このため、もともとの個人店の「若鯱家」は屋号を変更せざろう得なくなり、現在は「鯱乃家」という名で営業をしています。
現在、「若鯱家」という名のお店が全部チェーン店かというと、そうでもないようです。
もともとの個人店の「若鯱家」(現在の「鯱乃家」)から暖簾分けしてもらった「若鯱家」というお店が何店舗か存在するそうです。
これらの暖簾分け店は、鯱乃家に近い味がするそうです。
個人的には、暖簾分けのお店のカレーうどんは食べたことありませんが・・・
鯱乃家(もとの若鯱家)とチェーン店のカレーうどんは食べたことがあります。
鯱乃家(もとの若鯱家)のものは、ボテボテとしたポタージュスープ状のマイルドな味のカレーうどんでして・・・
チェーン店は、どこにでもある特別感のないカレーうどんです。
話によると、勝手に商標登録した人って、暖簾分けしてもらえるような実力がなかったようです・・・
そんなこともあって、チェーン店のカレーうどんは特別感のない味のようです。
こういう経緯を知っている名古屋のカレーうどんマニアは・・・
鯱乃家(もとの若鯱家)及び暖簾分けの若鯱家のことを「美味しい若鯱家」と呼び・・・
チェーン店の若鯱家を「不味い若鯱家」と呼んでるそうです。