【か】狩野元信(かのうもとのぶ) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

狩野元信(1477?~1559)・・・
室町時代の絵師、狩野派の二代目。
父・正信の画風を継承するとともに、漢画の画法を整理しつつやまと絵の技法を取り入れ、狩野派の画風を大成。
狩野派繁栄の基礎を築く。
狩野派の組織を拡張し、多数の弟子を抱える工房の主催者として活躍。
 
狩野派は、漢画様式を基調とした日本画を手掛けた画派。
前回に紹介した琳派とは異なり、一族を中心とした門弟で構成されているのが特徴。
武家政権の庇護のもとに、日本画の主流となる。
 
 
 
 
 

先週、東京国立近代美術館で東山魁夷の作品を堪能した後・・・

出光美術館へ行って、江戸琳派の酒井抱一、鈴木其一も堪能・・・

時間があったので、更に美術館のハシゴをしてしまいました。

 

この日、三つ目の美術館は、六本木のサントリー美術館です。

サントリー美術館で、開催されていたのは・・・

 

 
六本木開館10周年記念展 天下を納めた絵師 狩野元信
 
 
武家政権の庇護のもとに、発展していった画派だけあって、剛健な雰囲気のある絵があります。
ただ豪華さはありますので、質実と感じではないですね。
武家好みの絵であることは、見てても分かります。
 
元信、伝 元信の絵が多数展示されていて、なかなかのものでした。
屏風絵も多く、屏風絵を遠近両方から鑑賞するのがひじょうに楽しかったです。
 
ただ、自分は一般市民もあってか・・・
武家好みの狩野派より琳派の方が好きだということが分りました。
と言っても、狩野派も十分に楽しめます。
 
 
 
 
ちなみに、11月3日は文化の日でして、美術館や博物館でイベント的なことをやってる可能性が多いです。
無料公開してる美術館もあるようですので、ぜひ美術館に行ってみてください。