【な】中村軒(なかむらけん);京都 皇室関連施設を巡る旅(7) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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1/28~29の土・日の二日間で京都に行ってきました。

皇室関連施設の仙洞御所桂離宮を事前申し込みしまして、参観枠をゲットしたので行ってきました。

 

 

二日目・・・

朝に東寺へ行った後、この旅のメイン中のメインの桂離宮へと向かいました。

 

バスにて離宮最寄りのバス停に着きましたが、中途半端に時間がありまして・・・

離宮の近くには、たいして時間をつぶすところがありませんでして・・・

バス停の近くにあった古そうなお店に寄って、時間を潰してみることにしました。




御菓子司 中村軒

http://www.nakamuraken.co.jp/

明治16年創業の和菓子のお店です。

 

目の前を走る山陰街道は丹波・丹後への往来路であり、その往来客に「かつら饅頭」を出した饅頭屋が始まりのようです。

当時、周辺は田畑ばかりで、農作業の現場にもお餅を届けてたようです。



お菓子販売だけでなく、店内で食べることもできたので、中でいただいてきました。


まずは、「かぜしらず」なるものを・・・

柚子をくりぬき、そこに葛を入れたものです。
アツアツでして、葛のほんのりした甘さと柚子の香りが心地よい味です。

本当に風邪をひかない気になります。

磯部もちです。

片方はエビ味のお餅を頼みました。
磯部餅自体に外れはないと思いますが、エビ味とか特に美味しいですね。
 

冬はお餅メニューが充実しており、京風お雑煮や ぜんざい、おしるこ等もあります。



ちょっと気に入りましたので、桂離宮参観後の帰りにも立ち寄り、お菓子をいくつか買いまして、帰りの新幹線の中で食べてみました。

味噌みたらし団子です。
お味噌のみたらしは珍しいですね。

白味噌を使ってるようです。
ふだん食べてる醤油のみたらし団子より、パンチは少ないような気がしました。

優しい味と言えば、優しい味なのかもしれません。


看板メニューの一つである麦代餅です。

昔から田植え時の間食として重宝されてたそうです。

農繁期の頃に農業現場へこれを届け、その農繁期の時期が終わった頃に代金代わりとして麦をもらってたそうです。

それで、「麦代餅」だそうです。

餡は甘さ控えめで、きな粉が軽くのっていて美味しいです。

ボリュームが多く、農作業の栄養補給に良かったんでしょうね。

 

 

店内では軽食も食べられ、夏は氷もあるようです。

雰囲気のよいお店なので、寄ってみるのは良いかと思います。