【い】石(いし);~橿原・飛鳥の旅⑨ | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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2016年12月23日~25日の三連休で、橿原・飛鳥へと旅に行ってきました。

 

二日目の午後は、レンタサイクルで明日香村を回りました。

明日香村で回ったところは、いくつかのテーマに分けてご紹介しましたが・・・

飛鳥に見られる奇石群をご紹介して、二日目午後の明日香村巡りを閉めたいと思います。

 

 

飛鳥坐神社から南に行ったところに酒船石遺跡があります。

有名な酒船石があるところです。

酒を造るための道具、薬をつくるための道具、等とその使用目的には諸説ありますが、不明です。

手塚治虫の「三つ目が通る」の作中でも取り上げられて、有名です。

酒船石が位置する丘の北側には、亀形石造物小判型石造物が1992年に発見されてます。

斉明天皇の頃に作られたもので、離宮の一部とも考えられてるようです。

何らかの流水施設らしく、平安期まで使用された形跡があるそうです。

 

 

聖徳太子の生誕の地に建つ橘寺・・・

その境内にも奇石があります。

二面石と呼ばれるもので、石の左右に顔が彫られたものです。

こちらが善相に当たるそうです。

その裏側には悪相です。

善悪二相を一つの石に掘っていますが、人間の二面性を表したものと言われているようです。

 

 

橘寺から西に行ったところ、民家に隣接する路傍に亀石があります。

亀をディフォルメしたような形の石です。

こちらもつくられた目的は不明で、近くにあった川原寺(橘寺の近く)の寺域を示したもの、など諸説は多くあるようです。

この亀が西を向くと、大和盆地が水没するとの言い伝えがあるそうです。

 

 

天武・持統天皇陵の西に鬼の俎(まないた)、鬼の雪隠(せっちん)と呼ばれる巨石があります。

こちらが、鬼の雪隠です。

雪隠はトイレのことになります。

そして、鬼の雪隠のすぐ近くの竹林の中に鬼の俎があります。

平らなので俎を連想させられます。

鬼が俎で人を捌いて食べた後に、雪隠で用を足したとの伝説があるようです。

鬼の俎、鬼の雪隠とももともとは、古墳の石室を形成していたらしく、俎が基底で、雪隠が蓋石としてその上に乗っていたようです。。

露出した石室が転落によって、二つに分かれてしまったものとの考えられてるそうです。

 

あと有名なところでは、吉備姫王墓にある猿石が有名ですね。

猿石は、全部で4体あります。

うち3体には裏にも顔が彫られていて、二面石のようになってるそうです。

残念ながら、王墓の柵の中に設置されているため、それを確認することはできません。

江戸時代に近くの田から発掘され、王墓周辺に設置されたそうで、明治期にここに遷されたそうです。

発掘された時にもう1体あり、それは高取城(明日香村隣接の高取町)に運ばれたそうです。

 

 

私が見た石造物は以上になりますが・・・

この地方の石造物は、まだまだ面白いものが他にあるそうです。

益田岩船(橿原市)なんかも、よくTVで取り上げ垂れてるところで、見ておきたかったな・・・。