【ま】満州国演義(まんしゅうこくえんぎ) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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今、「満州国演義」という歴史小説を読み始めました。

現在、月一ペースで文庫本が刊行されており、550~600ページの文庫本で全9巻刊行予定です。

これが読み始めたところ、ググと引き込まれ、面白い!
満州国の歴史を四兄弟の主人公の目を通して見ていくような感じを受けます。
かなり壮大なストーリーになりそうな感じ満々です。

作者は船戸与一さんで、2015年に亡くなれてます。
調べたところによりますと・・・
執筆中に肺癌が判明し、完結が危ぶまれたそうですが、話を書き切り・・・
その後、すぐに亡くなられたそうです。
そういった意味では、執念の作品かと思います。

船戸さんは冒険小説家らしいです。
僕は、ほぼ歴史小説くらしか読まないので、船戸さんの作品は過去に一作品しか読んだことしかありませんが・・・
それが「蝦夷地別件」という歴史小説で、江戸時代のクナシリ・メナシのアイヌの蜂起を題材にした小説でした。
この小説は、蝦夷だけでなく、江戸幕府、亡国ポーランド貴族、ロシアの思惑が絡みながら展開してき、ひじょうにダイナミックな内容でした。

そんなもので、「蝦夷地別件」の3倍くらいのボリュームがあり、満州国が舞台の「満州国演義」・・・
これからが楽しみです♪


(ちなみに、文庫本化され、月一ペースで刊行中ですが・・・すでに単行本で全9巻発売されてます)