【ほ】本当にあった怖い話(ほんとうにあったこわいはなし) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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吾輩の辞書には「不毛」という文字しかない!

特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

そういった題名のTVドラマがありますが、それではありません。

ちょっと前に、金縛りやオバケの話を書きましたが、その類の話を・・・

 

 

 

 

大学時代の話ですが・・・

 

 

 

 

軽井沢にある小さな山の上に、大学所有の山荘がありまして・・・

当時、自分はその山荘を管理している自治委員会(山荘管理員会)に入ってました。

 

普段のシーズンは、山荘を借りられる客は一日に一組だけなんですが・・・

 

夏シーズンは使いたい人が多いため、複数組の客に貸します。

その間は、客同士でトラブルが起きないように、山荘管理委員会の委員が交代で泊まり込みで滞在します。

 

この山荘を毎夏使用される方でAさんという大学OBの方がいました。

 

Aさんは山荘管理委員会のメンバーをかわいがってくれる方で・・・

新人委員が入ると、必ず夜暗い時に軽井沢のある場所に車で連れてってくれるのです。

実は、本当に山荘の管理のため、あまり軽井沢観光をする暇がなく・・・

このように連れてってもらえるのは、ひじょうに嬉しいことになります。

 

そのAさんが、毎年 山荘管理委員会の新人委員を夜に連れて行ってくれる場所は・・・

 

「軽井沢大橋」という大きな橋です。

 

実は、この軽井沢大橋は自殺の名所として有名な橋でして・・・

 

夜にAさんは車で連れてって、車を停め、車のライトを消し・・・

「ここは軽井沢大橋といって、自殺の名所なんだよ」と驚かすのが、毎年の楽しみのようでした。

 

幸いにして、自分は新人の頃にAさんが山荘に滞在した期間に一緒になったことがなかったので、このイタズラをうけることはありませんでしたが・・・

 

同期の仲間が受けたことがあります。

 

後日、日中にその軽井沢大橋に行ったことがありますが・・・

 

橋に行くまでに私道を通るため、その近辺に行く人は少ないようです。

(と言うか、私道だから通ってはダメだと思いますが・・・)

橋は大きな谷を跨いでおり、谷の下に川が流れています。

そして、自殺防止用の高いフェンスが橋の両側に設置されていたと思います。

この橋からの景色は美しいのですが、人気もなく、日中でもちょっとヒンヤリとする感じがします。

 

 

 

 

さて、ここから先は山荘管理委員会の後輩から聞いた話なのですが・・・

 

 

 

 

その後輩も、このAさんのイタズラを受け・・・

そのイタズラでとても経験をするはめになったそうです。

 

その年の新人である後輩は、何も知らずに、例のごとくAさんに夜の軽井沢大橋に連れていかれるはめになりました。

 

そして、Aさんの車が軽井沢大橋に着いた時に、その橋でとんでもないものを見たそうです。

 

その見たものとは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見たものとは・・・ヤンキーの集団だったのです。

 

 

 

実は、私道などを経由していくとこで、人気もないのでヤンキーの溜まり場になってたようです。

 

そうそう、日中にこの橋を見た時に、橋の壁の部分はスプレーで落書きがいっぱいされてました・・・

きっと、ヤンキーによるものなんでしょうね。

 

さて、ヤンキー集団に出くわしたAさんの車・・・

 

ヤンキーが怒りだして、Aさんの車に向かって、車で追い掛けてきたそうです。

さすがにAさんも怖くなり、追いつかれないように必死に車を走らせ・・・

人気のない私道を猛スピードで走らせ、危機一髪で公道へでたそうです。

公道には多くの車が走ってるので、ヤンキーもそこで諦めた模様とのことでした。

 

Aさん曰く・・・

 

「本当に怖い目にあった・・・」

 

翌年から、このAさんのイタズラはなくなったようです。