【み】みちのく民俗村(みちのくみんぞくむら);北上弾丸旅行② | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

先週の土日(4/19~20)に北上市に行ってきました。

展勝地の桜が有名で、連休中は混むと判断しての1泊2日の弾丸旅行です。

 

 

展勝地の南端から ちょっと山にあがったところに みちのく民俗村という野外博物館があり、そこにも行ってみました。

本当のことを言いますと、展勝地を見て回る前に、こちらを先に回っております。

 

 

その みちのく民俗村ですが、古建築が数十軒展示されています。

 

 


江戸時代~大正時代の この近辺の豪農・農家等の民家を移築したものが主流ですが・・・

 

中には、旧岩手県立黒沢尻高等女学校のような民家以外のものもあります。

 


ちなみに旧女学校ですが、現在は民俗資料館として利用され、館内でいろいろな生活品等の展示がされてます。

また、離接したところに消防資料館というのもあり、民俗資料館から直通で入れます。


 

この民俗村のエリア内には、古建築以外にも歴史的に面白いものがあります。

 

 

一つは、エリア内に縄文~平安時代にかけての住居跡が見つかっており、古代遺跡のエリアがあることです。

 

そんなわけで、竪穴式住居の復元物なんかも展示されてました。


 

ただ、よくわからないのが、遺跡の時代外の室町期の竪穴式住居(復元)も一緒に展示されてることです。

 


まぁ、この時代の庶民の家が復元展示されてるのを初めて見たので、貴重と言えば貴重ですが・・・。

 

あと、古代遺跡の他に面白かったのがこちらです。

 


このエリア内を流れている一本の小川・・・

とても細い小さな川なんですが、ここを境に江戸時代の南部藩と伊達藩の藩領が分かれていたそうです。

藩境ということで、おそらくいろいろなトラブルが発生したんでしょうね。

上流には藩塚という藩境であることを示す塚もありました。

 

ここの民族村ですが、この地区のいろいろな歴史を垣間見ることができて、面白いですよ。

 

 

 

 

さて、この後に展勝地の桜を見に回ったわけですが・・・

 

 

 

陣ヶ丘という小山から展勝地を望むと、全貌が見えてキレイだと聞いて、陣ヶ丘に行くことにしました。

 

ところが、この陣ヶ丘の場所を調べてみますと、さきほどの民俗村の裏手にあることが判明・・・

 

実は民俗村自体がその小山の中腹近辺に展開してまして・・・

つまり中腹まで登って降りて、もう一回登って・・・無駄足をしてしまいました。

 

陣ヶ丘に上がる際、民俗村経由で上がるのは悔しいので、別ルートから上がっていくことに・・・

 

その陣ヶ丘登り口の手前に面白いものがありました。


ジジ・ババ岩との標識があり、手前がババで奥がジジのようです。

何のことか分からなかったのですが・・・

後で調べてみると、これにまつわる昔話があるようで・・・調べてみてください。

ちょっと泣けます。

 

さて、陣ヶ丘はこの頂上のようです。

 


写真からは分かりにくいですが、思ったより高かったです。

何でも、ここに源頼義が前九年の役の時に陣を構えたとの伝承があるようです。

 

さて、実際にその頂上に立ち、展勝地を望んでみますと・・・

 


花はツボミでしたが、その分 ピンクの色が濃い目で、これはこれできれいでした。

でも、咲いていたら、もっときれいなんだろうな・・・。

 

ちなみに、ちょっと移動して、民俗村の方向を覗いてみますと・・・

 


こちらは立派に桜が咲いてました。

ほぼ同じ地区なのに咲く時期が違うんですね・・・。

 

 

こうして、1日目の北上観光を終えたのであります。

 

 

2日目に続く!