大磯の旧島崎藤村邸 | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

さて ちょっと間があいてしまいましたがー
先週 大磯を歩いて参りましたので ぽつぽつと綴って参りましょう。

最初に訪ねたのは島村藤村の旧宅。
(↓一号線、上方見附近くから西へ向かうと 正面にババンと富士山が見えました。)

このあたりも古民家リノベ~のオシャレなお店が増えましたねー。

(ここは「ダックテール」ってお店。)

(↑タコライス 気になったー)

おっと行き過ぎた・・・

ここを北へ入らなくては。


所々に貼られた案内板を頼りに進むとー

梅の咲くお宅の前に出ました。

こ こ でしょうか?

立派な梅だなあー。

しかし すみません、藤村旧宅はこのお隣、でした。
↓竹垣の敷地が保存されている藤村旧宅。

↓入口。

↓説明板。

旧島崎藤村邸
 藤村は、1872年(明治5年)筑摩県馬籠村(現在、岐阜県中津川市)の本陣の家に生まれ、本名を春樹という。1941年(昭和16年)1月14日大磯の左義長を見に来て珍しい郷土行事であるのをよろこばれた。大磯の温暖な地をこよなく愛し、その春、大磯町東小磯のこの地にすまれ、「東方の門」の筆を起こしたのであった。藤村は「一葉舟」「夏草」などの詩集を刊行して日本近代詩史に不滅の名を刻み他に文明批判随筆、旅行児童文学など数多くを残している。1943年(昭和18年)8月21日静子夫人が「東方の門」の原稿を朗読中頭痛を訴え急に倒れた。8月22日午前0時35分「涼しい風だね」という言葉を残して木曽の生んだ大文豪は行年71才で永眠され、本人の希望により大磯地福寺に葬られた。

↓道向いの公園には 建屋についての説明板が立っていました。


大磯町指定有形文化財
 旧島村藤村住宅 -静の草屋(シズノクサヤ)-
   平成六年十二月二十一日指定
  主屋 木造、平屋建、寄棟造、トタン葺、瓦葺
  離れ 木造、平屋建、切妻造、トタン葺
  表門 木造、腕木門、トタン葺
 この住宅は小説家島村藤村が最晩年の昭和16年2月から同18年8月、71歳で逝去するまでの二年半、静子夫人と暮らした住まいです。住宅は町家園と呼ばれた貸別荘住宅の一軒で、関東大震災から昭和初期に建てられたものと考えられます。
 主屋は庭に面して広縁が廻る八畳の居間を中心とし、四畳半の書斎と控えの間が付く簡素な住まいで、藤村が<静の草屋>と称し、質素を旨とする生活に合った住まいです。未完の絶筆『東方の門』はここでしたためられ、文豪終焉の地となりました。なお離れは藤村亡き後、昭和20年静子夫人が建てたものです。
  平成22年3月
   大磯町教育委員会

では伺ってみましょう。


門を潜った先に 玄関がありそうでしたがー

見学者は南へ回るよう 「順路」案内が出ていました。

(↑小諸の案内。/ 小諸もゆかりの地ですね。)
濡れ縁の奥に受付がありましたが 「どちらから」と尋ねられただけで 見学は無料、でした。


その先に ゆかりの品や写真の置かれた部屋が。





↑川越出身の静子さんと。
ああ、いいお家だ。


特に 縁の回りがいいなあー。



低い垣の向こうの 静子夫人が戦後建てたという 東隣りの別棟も 一緒に保存されているようでしたがー


見学はできませんでした。
(文学的な価値はないかもしれませんが 最近になっての手が入ってなければ 当時の貸別荘地の建屋として 見る価値アリだと思いますのにー)))
↓時にこれは 藤村の最後の言葉「涼しい風だね」をキューブにしたオブジェ。

ちょっと面白く思いました。

最後に梅と目白を見てー


おいとましました。



<おまけ>
向いの公園脇に「こゆるぎ庵」という古民家カフェがあったので ちょっと寄ってみました。



ここも「元別荘」だそうですよ?

戸口の上の額、何て書いてあるのだろう? 読めませんー。。。

んー「心月・・・」」」
(帰ってネットで調べたら「心月輪」_仏教用語でしたー)

横の木の魚は 禅寺でたたく「魚板」?

店内はこんな感じー。

西側には お雛様が飾られてました。

昭和のお雛様ですね?

これは いつの頃のものだろう。優しいお顔立ちです。


今日のタルト というのを頂いてみよう。

「青森りんごとレーズン」「大磯産ゆずとチーズ」 コーヒーと一緒に。
おいしー。


、とここで 

「あれ このフォーク どこかで観たようなー」「エッグスン?」「いや んー どこだったかなー」

帰ってから外付けハードの画像置き場を探したら 広小路の「promessa」さんで頂いた りんごのチーズケーキ(←「蝶々つき」の)についてきたフォーク、でしたー。

すみません、脱線 脱線^^;)))

おいしゅうございました。御馳走様。


あれ、思いのほかに長くなったなー。項、分けた方がよかったかしら・・・



大磯散歩、に戻ります。