皆春荘(カイシュンソウ)へ上がりました。/皆春荘も今「ロウバイ園」とのコラボで 館内に蝋梅が生けられているそうですよ?

かつて板橋の北のこの斜面地は 海を見下ろす人気の別荘地だったそうです。


今歩く坂道の右手には 山形有朋の「古希庵」がありましたしー・・・

(↓古希庵の門)


その先、左手には大倉喜八郎男爵別邸「共寿亭」がありました。(旅館「山月」改め~ の飲食店だった時代に二度伺っていますが、素晴らしい建物でしたよー。)








(↑修復される、のかな? 又見学できるようになるとよいなー)
右手に皆春荘の門が現れました。(古希庵の 一段上、になります。)

竹をバックに立つ 詫びた門。



ここは元々は 清浦圭吾の別邸として明治40年に土地が購入され建築が始まっていますが、大正3年に 南に隣接する古希庵を所有する山形有朋の物となった、そうです。

↓建屋配置図。 庭への水の廻し方が山縣さん好み?

潜り戸を抜け 敷地内に入ると_

石段。(後で館内のビデオを観て知りましたが、この石段は 手前の石ほど大きく「遠近法」で 玄関を遠くに見せている、んだそうです。)

石段脇にクチナシの・・・

実。

玄関から入ろうとしたら・・・


上がりかまちに竹の結界があったので

立ち入りお断りの意味だと思い 奥の蝋梅を撮ってー・・・

お庭の方へ回ったらー

(以前来た時も 玄関は通れず 庭から上がらせてもらっていたので これを普通、だと思ってました。)

え?縁側の沓脱石にも「結界石」が。


でお庭にいらした管理人さんに 「お花は外から眺めるだけ、ですかー?」と尋ねたら


「あらあら 玄関からどうぞー」と言われました^^;)
_という訳で 結界を無視して玄関から入館ー。

(後ろの「皆春荘」の字は山縣さんの筆によるもの。/含雪(ガンセツ)は山縣さんの号)

あら、「北の板張り廊下」が歩けるようになってる!

(↑以前来た時は 南側に並行してある 畳張りの廊下しか通れなかったんですがー。)

(↑左、が「南側に平行してある 畳敷きの廊下」)
北に延びる廊下には結界が置かれていましたが、
↓それでも チラ と奥の部屋を見る事ができました。

↓又 以前は公開されていなかった 廊下の先の 東の部屋 にも入れました。

↓東の部屋にはモニターが置かれ、館内の見所などを教えてくれていました。



(↑モニターの後ろの地袋。貼られている紙の美しさに スピーカーから流れる解説 でやっと気づく^^;)
↓この部屋の蝋梅。

(↑んー やっぱりバックのお軸が目立ち過ぎてるわあー)
隣の部屋(南に縁を持つ二間続きの部屋の 東、の方)へ。


この部屋の蝋梅。

西側の部屋へ。

この部屋では 蝋梅は縁側に飾られていました。

普通お花って 壁をバックにして飾るものですが 縁側に というのも良いですね。(まるで 庭の延長~ のようで)



ロウバイ園とのコラボ、なかなかに楽しゅうございました。

(↑左が 畳敷きの廊下、右が板張り廊下。)
東の部屋の動画で教わった その他の見所。
・雲母の使われた襖紙。


・松がデザインされた襖の引手(ヒキテ)。

・玄関の扉の格子。


(↑二重の格子になってるので とても立体的。)
多分もっとあったように思いますが 覚えているだけでも、とUP^^;)
ありがとうございました。

おしまい。
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リーフレット

