

豆腐と山芋のお料理で有名なお店ですが、元は恵比壽(エビス)という湯宿だったそうで (因みに現在も会社名は「(有)恵比寿」) 館内には旅館時代の設えなども残っており 味わい深いんですー。 今回はそんなところも拝見して参りました、ヨ。
↓左、一階の食事処への通路。(この先が待ち合いになっています。)

↓予約客は右側で靴を脱ぎ二階へ。

↓旅館だった頃の看板。

(↑食へんに皮、は館の異体字みたいですねー)
階段前の玄関ホール。

壁の「大入」の額に「恵比寿さん江」の文字。

ガラス戸の向こうに 一階の食事処が ちょ っと見えました。

(↑左は靴箱)

階段そばから振り返った上がり框。

ホール脇の小部屋は 今は待合室に使われているようでした。(常連さんの話_)

階段を上がります。

踊り場には「ルービスビヱ」の鏡。

通された部屋。


(↑床には 前大徳(サキノダイトク /大徳寺派のお坊様の肩書のようなもの・・・ラシイ)積應(=福本積應)叟(=翁)とサインのある掛け軸。(しかし残念 肝心の字が読めませんでした 「清流無・・・ときたら間断」かなー ???))
道側の障子を開けると_

向かいのお蕎麦屋さん「はつ花本店」が見えました。

横の窓から眺めると~

↑川の向こうに河鹿荘が見えました。
↓左を見やると 回り廊下を持つ 隣のお部屋がー。

室内 入ってすぐの二畳程のスペースには_

簡便ながら水屋の設え。

隅には鏡台と手ぬぐい掛けがありました。

きっと旅館時代の備品、ね?
(時に しぼり ってレトロで素敵~。)

(こんな柄に 「まあ」なんて思うのは お婆さんになった証拠かしら?)
きょろきょろしてないでテーブルにつきましょう^^;)
↓お盆には 御茶と、献立。

(↓今回は「圓遊プラン」ってコースを頂きます~♪)

↓「とりあえずビール」と先付(豆腐の味噌漬け、昆布締めの自然薯、炒りムカゴ)+湯葉刺。

(↑ムカゴが 素朴でひょうげてて ほくほく美味しくて よかった。これはちょっと 家でもお客様に~^^)
↓鮪ぶつととろろ。と冷酒(箱根山)。(お酒は亭主だけ。そのかわり私は食後に抹茶を頂きますよ?)

↓名物「早雲豆腐」。


(↑昆布出汁で温めた豆腐に味噌味のとろろがかかっています。鄙びた御馳走。)
↓山芋の磯辺焼き。

↓白雲豆腐。

(↑豆腐に 味噌由来の乳酸菌で塾生させた豆乳をかけた冷やし鉢。)
↓豆腐ステーキ。

(↑添えられたバターをツユに落とし 溶けたら薬味と絡めて~。ボリュームのある一品でした。)
↓麦ご飯 とろろ すまし 香の物も来たー。

おなか一杯~。

最後にデザート。(抹茶は 私だけ/因みに頂きましたのは 宇治の上林春松(カンバヤシ シュンショウ)の祥宝。 裏千家先代お家元のお好みの御茶~ ですってー)


(↑お菓子は ムカゴの練り切り 甘露豆乳掛け。 甘さ控えめの上品なスイーツ、でしたよー)
御馳走様でした。
お勘定の前に 二階で御手洗を拝借_

(↑突当りが御手洗、です。)
↓廊下を進む時 回り廊下を持つお座敷がチラと見えました。

一階へ。

一階の御手洗の道すがら(?)には_

御本の間が。


↑廊下の一番奥が御手洗。(その先に暖簾の掛かった階段がー)
あー おいしかった 楽しかった^^)

(↑玄関の靴箱)
ありがとうございましたー。


さて この後はー ↑湯本橋方向~
↓の逆、弥栄橋(ヤエイバシ)方向へ歩き、早雲寺(ソウウンジ)を目指しました。

つづく