石垣山一夜城  | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

ヨロイヅカ・ファームでのランチの・・・
実は その前に歩いてみてた「石垣山一夜城」、の写真を貼ります。

(↑ヨロイヅカ・ファームの駐車場に車を停めて~ 散策に出発、したのです。)

↓一夜城は戦国時代の末(1590年)の小田原攻め、において秀吉が、当時まだ石垣を持っていなかった北条氏時代の小田原城からよく見える笠懸山(カサガケヤマ)の上に 「一夜の内に出現した」かのように 超短期間で築いた石垣を持つ城。 これによって北条氏の戦意は消失して降伏。秀吉は戦わずして勝っています。(一夜城は 関東における最初の総石垣の城となります。そして 以来この山は「石垣山」と呼ばれるようにー)
 工期短縮のため秀吉は 複数の工人集団に仕事をさせたようで 石垣の組み方が場所によって違います。面白い事に立派な石が使われた石垣は崩れていますが、 不揃いで小ぶりな石をてきとーに積んだように見える箇所は意外にも保存状態がいいんですよねー。 (よく残っている石積みは「穴太衆(アノウシュウ)」が手がけた「野面積(ノヅラルミ)」という手法による箇所だと聞きます。)

↓さて左手に緩やかなスロープが作られていますがー 一応「登城口」から上がりましょうか。

↓登城口からの道と 後付のスロープの「交差点」、

↓遺構についての説明板が立っています。




↓直進する 元々の登城ルートは両側から岩が倒れてて進むのが困難。

なので 近年になって作られた(多分土塁を越えるようにつけられている~)スロープの方を進みます。

のぼってー くだりー、

又のぼるー。

↑↓(「土嚢」「ふとん籠(=蛇籠)」による補強が施され・・・た上で ではありますが) 頑張って(?)残った野面積の石垣は、

↑「馬屋曲輪(ウマヤクルワ)石垣」だそう。 (時に パンフ類では 「馬屋曲輪」は「二の丸曲輪」になっている事があります。/ とりあえず今回この項では併記で乗り切ろうと思います^^;)
↓説明板。

そこから上がった所が馬屋曲輪(=二の丸曲輪)、夜  イルミネーションの会場になる所 です。

(↓イルミネーションは 只今コロナ対策で「事前予約制」~)

馬屋曲輪は一面の芝地ですが、そこにネット状のLEDライトが敷かれ 夜は一面 光の絨毯のようになります。(実は前夜見てるんですがー その話は又改めて)

↓そばに立ってた馬屋曲輪の説明板。

(なるほど、江戸末期の『新編相模国風土記稿』には「二の丸」と紹介されているが 伝承によれば馬屋が置かれていた~ 場所なんですね?)

歩いてみましょう。



(↑寅柄? ちょっと早いな~ 牛柄だったら嬉しかったかもー(年賀状用の絵としてねー)^^;)
門を潜った先から 隣の一段高くなっている 本丸曲輪へ上がってみます。



(↑「石垣山の縄張は誰が?」というパネル。/答えは「不明」ながら肥前名護屋城との類似性から 黒田官兵衛 小西行長 加藤清正が関わった可能性が~~~ という話。)

↓「これより本丸登口」




石段(跡?)を行きながら眺めた↑本丸の石垣と↓馬屋曲輪(二の丸曲輪)。


本丸跡地。(瓢箪は秀吉のアイコンとして使われています)


物見櫓があったという場所からは 海が見えました。



(↑漁港あたり)

馬屋曲輪(=二の丸曲輪)へ戻ります。


(↑あ、石には「馬屋~」ではなく「二の丸跡」って刻まれてますねー)

LEDの「トンネル」を潜りましょう。





撮影スポットの梅のフレーム。


(↑夜見ると綺麗でしたよ~)

梅フレームの先からの眺め。


(↑左手に現在の(江戸時代に建てられた天守台に載る)小田原城が見えてるんですがー 北条時代のお城があった場所は木々の向こう~)))

(↑画面中央の不思議な形の屋根は 今建設中の新しい市民ホールのもの。)

↓梅のフレーム横から 井戸跡へ下りてみましょう。





(↓説明板によると らせん状に道が付けられたこの井戸は「さざゑの井戸」とも呼ばれる、そうなー。)

無造作に小石を積んだよう~ ですがこの辺りの石組が 城の遺構の中で 一番よく残ってます。

展望所の方へ。(梅のフレーム、から 北へ上がっております)


ここからは入生田(イリュウダ)あたりがよく見えます。


(↑山の中腹に見える建屋群は介護施設 長寿園さんのもの。その左手に稲葉一族(春日局を含む)の墓所があるんですねー)



欲を言えば ここから 北条時代の小田原城がどの方向に どのように見えたか、を示す物がほしいなあー。(城山あたりは ちょうど木々に隠されて見えないのが 残念^^;)

さて 続いては 夜のイルミネーション、の絵を貼ろうと思います。