修善寺(温泉)といえば修禅寺(お寺)。
何度も来てますが 今回初めてこちらが「曹洞宗のお寺」と知り へ~ と思った事です。(お寺のすぐ前に弘法さんが開いた独鈷の湯があるし お寺の開祖も弘法さんと聞いていたので てっきり今も真言宗のお寺かと。実際は 鎌倉時代には臨済宗に、室町時代からは曹洞宗になっていたんですねー。)
(石段に置かれた菊の鉢 色が変わり始めたカエデに 秋の風情が感じられました)
門の扁額・・・読めません^^;)(ネットで調べたところ「降魔場=護摩場」ですって)
境内に入ると 右手に手水舎。
確か 熱かったはず・・・ と 指先で温度をみると やはり 熱かった^^;)
すぐ脇に温泉の成分表ー。
左手に鐘。
本堂へ。
美しい屋根。
扁額
雨樋の水を溜めるタンク(天水桶)には
「天水長不涸」の文字。
本堂の左手には弘法さんの像が。
像の周りには「南無大師遍照金剛」のお題目。/ここは今は曹洞宗のお寺ですが やはり空海は創建者として尊ばれているようですね。
↓近くにあった如意輪観音と思しき石仏。密教寺院であった頃の名残りかしら?
本堂右手には寺務所入り口。
その隣の売店向かいに 宝物館。
ありがとうございました。
(↑正面の橋は「虎渓橋」)
修禅寺の東には「日枝(ヒエ)神社」があります。
こちらは 弘法さんが桂谷山寺(修禅寺の前身)の鬼門封じに建てた山王社が始まり という神社。
お寺が「修禅寺」となってからも 鎮守社としてあったそうですが明治の神仏分離令で独立した神社になったんですって。(日枝神社という社号も明治以降のものだそう)
参道脇に格子がありました。御籤の結び処かと思ったら 花、です。
近くにあった神話を記した説明板。
するとこの白い花は?(絵馬のようなものかなー?)
石段の先にお社が。
改めまして_
日枝神社さんです。
御祭神は大山咋神(オオヤマクイノカミ)。
社の西のめおとの杉が (さっき下の説明板にあった)願掛けの杉、ですね?
社の東側へ行ってみます。
社殿奥 一段高まった所に神殿。
その傍に注連縄が巻かれた大きな木。
県の天然記念物に指定されているイチイカシですって。
ありがとうございました。
__と 石段を下りてから 左手に庚申塔があるのに気づきました。
信功院跡、ですって。
何なに・・・
ここには修禅寺の八塔司(タッス)の一つ 信功院があったー。
信功院は「源範頼幽閉」という悲劇の舞台になった場所。(範頼は頼朝の異母弟。謀反の疑いを掛けられて伊豆の修禅寺に幽閉され 翌年自害したと伝わる_)/ 痛ましや。(合掌)
修善寺では 頼朝の弟・範頼の他、 頼朝の息子 二代目将軍・頼家も 幽閉された上暗殺されています・・・。
彼らの墓所にもお参りしましょう。/つづく