吹田市立博物館-2第二展示室 | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

第一に続いて入ってみた 第二展示室には_

古墳時代の須恵器の、 又8世紀の瓦の、 窯が再現されていました。



なぜ吹田_というか 北摂には窯が沢山あったのかな?

粗くまとめると_大昔の「瀬戸内沈降帯」という大きな窪みが 淡水湖となり 粘土+砂+火山灰が厚く堆積し「大阪層群」という堆積層を作った。これが隆起してできたのがここ 千里丘陵。丘陵の粘土は 砂と混ぜて練ると良質の陶土となったー。/ですって。

7世紀になると吹田の窯は稼働しなくなります。需要がなくなったのではなく、一世紀に渡って続いた(燃料としての)木々の伐採により生産が継続できなくなったからー と言います。

(そして 枚方や播磨が新たな生産拠点となっていったんですねー)
が、8世紀になると七尾(吉志部神社の300m程北東)に瓦窯が作られます。(木が育ったのかな???) この窯で焼かれた瓦は聖武天皇の後期難波宮で使われた事がわかっています。
又8世紀後半には吉志部瓦窯(吉志部神社境内地)で平安京のための瓦が焼かれています。

吉志部瓦窯・造瓦工房~のジオラマ。


色々細かい!


展示されていた 吹田で焼かれた色んな瓦。



(↑明治に入ると瓦の裏の ズレ防止の櫛目 の引き方が雑になる、という意外な話ー)
↓これはお堂のてっぺんの宝珠ですね?

(しかしこれも「瓦」に数えられる物だったとはー)))


展示室の外には「ニュータウンの新生活」というコーナーがありました。

そ、吹田と言えば「千里ニュータウン」。
’60年代にはニュータウンの暮らしは スマートで未来的でみんなが憧れた~ んですよね? / しかし今の目線で見るとレトロ。(ガス湯沸かし器に魔法瓶、跳び出すトースター 保温ランチジャー・・・)
↓時に、 これ 何でしょう?

左に鉋の刃みたいなのが付いてるから 削り器、で 右にハンドルが付いてるから~ かき氷を作るアイスシェーバー?(調べたら「エベアイス」という商品名の「家庭用氷かき」でしたー)

↓うちにもあったー ローラー絞り機付きの洗濯機。

洗濯機の隣に並んでいたのは「バスオール」という商品名の ユニットバス。

↑左のは 1963年に出た「半畳」の場所とらず~な物。右のは1967年に発売された「一畳」タイプで ここでやっと洗い場付きに。 ちなみに千里ニュータウンでは多くの御宅がこの後付けのお風呂をベランダに置いた~ んですって。(へええええ)

しかし、そうかー 50年経つと「博物館入り」なんだ・・・ (私も・・・?)


この後は 林の向こうの吉志部(キシベ)神社へ行ってみましたー。


つづくー。