備中松山城-2(本丸) | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

<1からのつづき>
では 本丸に入ってみましょう。


階段の先で入城料300円を納め 

本丸南御門を潜って中へ。


本丸に入ると正面が天守、です。

天然の岩の上に建てられた 小ぶりながらも頑丈で しかも格調高い建屋。(NHKのヒストリアでは 江戸時代に領主となった水谷(ミズノヤ)氏が「男のロマン」として「城持ち大名」になりたくて 崩れかけていた山城を立派に改修した~ とコミカルに紹介していましたけど、実際 なかなか です)

ここが入口・・・

天守閣入口としては「無防備」な感じがしますがー
入ってみてわかりました。

↑ここは天守閣の一階ではなく「八の櫓(ヤグラ)」(現存せず) と天守をつなぐ「接続廊下(ツナギロウカ)」の一部だったんですね。 近年の修復でこの様な形になったよう。
↓という訳で ここが実際の天守閣入口。


一階部分。

城の歴史や歴代の領主がパネルで紹介されています。


囲炉裏があった。


普通 天守閣には囲炉裏などありませんが 戦国時代の山城には必要な物だった、のでしょうね?

ここは「装束の間」_

儀式用の装束を保管する場所かしらと思ったら・・・

落城の場合の城主一家の自刃の場でしたー。。。

何も無い小部屋でしたが 戦国時代の人達の「覚悟」が伝わってきました。
↓装束の間の武者窓から見た 天守の裏ー。


↓天守閣の東の山々。

後で周辺も歩いてみましょう。

二階への階段。

日本の城の階段には珍しく途中に踊り場を設けた「カギ」形になっています。


二階に上がると 正面が祭壇(御社壇)になっていました。

山城を天守閣として修築した水谷氏が 氏神である羽黒大権現等十柱の神々を勧請してこの社壇に安置し 事ある毎に盛大な祭典を行い安康を祈った_ そうです。

降りて参りましょう。


接続廊下、まできました。

天守から本丸の向こうに「五の平櫓」左 「六の平櫓」右 その間の「本丸南御門」を見たところ。

では もう少し 天守閣周辺を歩いてみましょう。/長くなったので・・・ つづくー