東福寺-青葉の頃 | おだわらぐらし

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縁あって暮らす事になった相模の国 小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わいたいと思います

(友人との 京都ぷち観光)
京都駅でお昼、のあとは_電車で一駅、の東福寺へ。

「臥雲橋(ガウンキョウ)」から眺めた 青葉(超)繁れる~「通天橋(ツウテンキョウ)」。
↓ズームで・・・ 大失敗。(くーっ手前のカエデの葉にピントが合ってしまってます)))

東福寺は1236年に創建された 臨済宗東福寺派の大本山。 谷(洗玉澗(センギョクカン))を挟む広い境内、塔頭も一杯。見所満載。

友人はこの日が「初東福寺」というので
とりあえず今回は欲張らず 「ただ」で見られるところ、と「庭」に絞って案内する事に。

まずは山門へ。(国宝)

扁額の文字ー。『玅雲閣』。何て読むのかな?

友人「『妙~』ですかねー?」
私「えー?『玄+少』で妙はないんじゃない?」
_しかし 帰って調べてみたら「妙」でした。(玅は妙の異体字ですって) トドちゃん、えらい!

山門の南には「思遠池(シオンチ)」があります。

おや石橋の上に蒼鷺がいます。

めちゃめちゃリラックスしてます^^;)(ここにいれば人間にチョッカイを出される事はない、と知っているのでしょう)


本堂。(明治に再建されたもの)

修学旅行生にガイドさんが天井の龍について丁寧に説明をしてました。

(ずっと聞いていたかったですー^^;)

方丈の 斬新なお庭 も見ていきましょう。

(↑庫裡から入館します。拝観料400円)

東福寺の方丈の四方の庭は 重森三玲(シゲモリミレイ)によって昭和13年に造られた_ 現代アート、です。重森の代表作として知られていますが、なんと重森にとってはこれがほぼ事実上の「デビュー作」。

↓東/ 東司(=トイレ)の柱石の余材を北斗七星の形に~。すぺいしー。

↓南/ 海に浮かぶ仙界の島々、遠くには築山。(築山は五山を表しているそうな。/遥かな時間と空間を経て日本に届いた教え~を想うー・・・)


これは勅使門の裏側。

透かし彫りが繊細で素敵だったので パチリ^^


西/市松模様に刈り込んだ五月。


北の張り出しから見た「通天橋」。(まるで中空に架かった廊下)

谷の向こうには開山堂もチラと見えます。


北/ 敷石と苔の市松模様。 (この敷石は、元々は南の勅使門と方丈の間にあった物といいます)

奥のサツキ。超 あざやか でした。


再び東。/ここは書院(←非公開)の裏なのですがー

木立の向こうにチラと橋が見えます。


↑谷に架かる三つ目の橋、偃月橋(エンゲツキョウ)です。
_方丈を退出してー
↓行ってみましょう。(実はここは私も初めて)

1603年に造られたもので重文です。

(ちなみに偃月は「弓形の月」の事ですって)

渡ってみます。

空中を歩いているような 不思議な浮遊感が味わえます。

渡った先には国宝「龍吟庵(リョウギンアン)」。(大明国師の住居跡で室町時代初期に建てられた現存する最古の方丈建築~ だそう)


11月の公開期間には橋の前に すっごい行列 ができるといいます。
↓その隣は即宗院。九条家(←藤原五摂家の一つ。そもそも東福寺は九条家の菩提寺として建てられています)の別荘があった場所に建つ塔頭で こちらも秋の終に短期間公開されるといいます。


さて、戻って参りましょうか。

短時間のかけあし観光でしたが、 駅のすぐそばにこんな立派なお寺があったのか という驚きと たっぷりの緑による癒し、 感じてもらえたと思います~♪

さて 今度はどこへ行こうか^^)v? / おしまい。