「旧三井家下賀茂別邸」という建屋がありました。


公開中 というので(みたらし祭に行く途中) 覗いて参りましたよ。

塔の様に見える三階部分が印象的。
元々木屋町にあった三井家の別邸ですって。(三井惣領家第八代当主:三井八郎右衞門高福のもの。因みに本宅は油小路にあったそうです。)
建築されたのは明治13年ですが 三井家が東京に移る事になった大正14年に 三井家の祖霊社の遷座地であるこの場所に移築され 玄関棟が建て増しされました。
本拠地が東京となってからもここで一族の行事などが行われてきたそうですが 戦後の財閥解体で手放す事になります。その後は国の物となり 隣接する家庭裁判所の官舎として使われてきましたが 平成23年に文化財として指定され 平成28年からは一般に公開されるようになったといいます。

↓玄関。見学者もここから中へ~。

『あさが来た』のヒロイン広岡浅は 三井の数ある分家の内 油小路通出水の「出水三井」(東京では小石川に住んだので 後には小石川三井家と呼ばれるようになります) の娘なので この建屋とは縁は薄いのですが、 一般の人には あさ さんが知られているから~ という事でしょう、あささんの手紙なども展示されていました。
手紙など資料は撮影禁止でしたが、建屋自体は撮ってもよかったので ぱちぱち 撮らせてもらいました。





館内では三井家のあれこれを説明員さんから伺い
改めて「三井家凄いなー」と感じさせられました。