今回は(って白状すると先月ですが)))「原田城跡」へ行ってみます。
原田城は 鎌倉時代のこのエリアの土豪:原田氏の居城で、戦国時代の城のような 天守 等はありませんが 堀と土塁をもつ「城館」だったようです。
どんなところでしょうね?
阪急曽根駅を_

西へ抜けます。

商店街があります。

そね坂通り

地域のキャラクター 「そね いちろう」

坂を下って~上った先~

三叉路を

右へ。

そして1ブロック先を

左へ。

着きました~。

催しがある日で、参加者の物と思われる自転車が数台置かれていました。

潜り戸には「原田城跡」と書かれた板が。

でも 城跡~ というには 普通の御宅っぽい。(少し前まで個人の御宅、だったので当たり前かな。(ただし、当時の入り口は西側、だったそうですよ) 敷地内に建つ邸宅は今は「旧羽室(ハムロ)家住宅」として公開されています。)
(↓ポストの下には 利用案内)

おじゃましまーす。奥の建屋が「旧羽室家住宅」。

(昭和10年頃 このあたりは「松籟苑住宅地」として開発分譲されていました。この御宅は、住友化学の役員だった羽室廣一氏が昭和12年に建てた個人の住宅。現在は 国の登録有形文化財として登録されています。)
↓建屋南のお庭。

↓建屋の西には 日本庭園の築山~ のように見える・・・

↓お城の「土塁」の名残りが。

テラスの脇を通って~

北側へ回ると、お屋敷の玄関がありました。

(↑棕櫚竹の向こうは 勝手口)
内部は土日・無料公開されており、ボランティアさんが案内してくれます。

玄関、入ってすぐの客間。

南には サンルームがついています。(更にその先が さっき外から見たテラスになります)

その隣は和室です。

二部屋ぶちぬきで 子供向けの「おもちゃ作り」教室が開かれていました。


(「もよおし案内」を見たところ、大人向けの「古文書講座」「郷土史講座」や コンサートが開かれる日もあるようでした)
廊下の先の一番奥は 半分離れのようになった座敷で

炉が切られていて お茶が点てられるようになっていました。

食道

天井の木の梁、暖炉と その上のニッチな空間に置かれたラジオ、ガス灯、、、 色々お洒落~。

こちらは暗室。羽室さんの御趣味は写真だったもようー。

二階は非公開でしたが、階段上の網代の天井は 「見るべきポイント」として紹介されました。

思いのほかに 見所の多い場所でしたよ。

帰りに館内で売られていた『とよなか歴史・文化財 ガイドブック』(地図つき)を購入。(こんな本が出てたんだね!)

これから、このガイドブックを見ながら 市内のあちこちにある 「まだ見ていない豊中のお宝」を探す旅(は 大げさか)に出たいと思います。
<おまけ>
Wikiに 江戸末期の原田郷の地図が載ってました。水路の形など今とさして変わっていないのがわかって 面白かったー↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E7%94%B0%E5%9F%8E#/media/File:Haradaj10.jpg
(ピンクの部分の右上が「城跡(正確には北城)」ですね。右の「蛇ハミ池」は今の「萩の寺公園」。「寺田池」も今は「寺田公園」になってます。)