熊野古道散策 二日目その1(牛馬童子~近露王子) | おだわらぐらし

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4/30(水)散策二日目_

前日 田辺市中辺路町(ナカヘチチョウ)高原(タカハラ)の高原熊野神社に寄った私達は、 
この日は(も?)ズルして車で国道311号線沿いの道の駅「熊野古道中辺路」へ向かい、

そこへ車をパークして 古道散策を再開しました。

道の駅から 国道を渡った処が 古道への入口です。



左(滝尻王子側)へ行けば 大坂本王子(オオサカモトオウジ)、ですが、右(熊野本宮大社側)_近露王子(チカツユオウジ)の方へ向かいます。

国道近くではよく整備されていた古道も 

山へ入ると次第に道しるべであった石畳が消え

普通の山道になってしまいました。

(↑一里塚址)
山道では よく沢蟹に会いました。(前日の雨のせいもあったのかも?)

(↑葉のかげに隠れてるつもりの蟹君 / しかし何故沢蟹ってこんな目立つ色なのかしら?)

標識があった。(標識は統一されたデザインで シックな色ながら見つけやすく わかりやすかった)

目指す近露は左ですが
古道からさしてそれてはいないので右へ少し行ったところにある「牛馬童子」の像も見て行きましょう。


↓峠道の脇の塚に上がります。(因みにココは「箸折峠(ハシオリトウゲ)」といいます。ここにお経を埋めた花山院が食事をするのに萱を折って箸にしたという故事からきてるんですって。/又この時、折った萱から赤い汁が垂れたのを見た院が 「これは血か?露か?」と尋ねたので 峠の下の集落が「近露(チカツユ)」)と呼ばれるようになったそうです。集落にある「王子」名が「近露王子」なのもここからきてるんですね))

塚の上には石像や石塔が並んでいました。

ああ、これが「牛馬童子」ですね?牛と馬、両方の上にまたがるって どういう意味があるのかな? (帰ってから Wikiの牛馬童子の項を見て知ったのですが、 えー?この牛馬童子は頭部が何者かの悪戯で壊され復元された物、だったんですかー??? / あ で牛馬~ の意味はまだ見つけられていません。。。)
因みに 牛馬童子は花山院、その隣の石仏は役行者(エンノギョウジャ)がモデル、と言われてるんですってー。(へ~)

(私 花山院というと『大鏡』の 藤原道兼に騙されて出家~ という話を思い出しますが、逆に ソコマデ しか知りませんでした。/ 今回出家後の話を知る事ができ よかったですー)

牛馬童子の後ろに置かれていたこの お不動さんとお坊さん(お地蔵様かな?)にはどんな謂れがあるのかな?


古道に戻ります。


森が終わると

古道は又石畳の道になりました。


見晴台があった。

川(日置川)の向こうの集落が「近露(チカツユ)」ですね?写真左手の丘の上の建物は近野小学校、かあ。



坂を下り、日置川を渡ります。

↓橋のたもとから川下(南)を見たところ。

↓橋の上から川上(北)を見たところ。

(巡礼はこの川で禊をしたのですって)

川を渡り切ったところに「近露王子」がありました。

正確には「近露王子、址」。

今は王子名を記した碑があるだけですが、この石には「一事件」があったようです。
この字は戦前 出口王仁三郎が当時の村長に乞われて書いたものですが、出口は宗教弾圧にあっていた新興宗教大本教の準教祖。そんな人物が書いた字を彫った石碑は壊してしまえ という命令が出たものを (中略) 村長の知恵で難を逃れたそうな。(詳しくはWiki「近露王子」をご覧下さい)


今は静かな近露ですが、平安時代には巡礼者のための施設が建ち並ぶ場所だったそうです。/ 地域では「平安の郷」という呼称で町の魅力をアピールしていました。

近露王子近くの箸折茶屋さんには無料の足湯「禊の湯」がありました。

元旅館の「山形屋」さんは「道中みゅうじあむ」として公開されてました。

近露観光交流館 かめや。ここも元は旅館だったそうです。

観光交流館前にあったMAP。(北が下になってて一瞬混乱)

次の「王子」は「比曽原王子(ヒソハラオウジ)」ですか。(こっちの地図は左が北・・・)

行ってみましょう。

(つづく)


<牛馬童子像の頭部について調べてみました>
2008年6月、箸折峠の牛馬童子像の頭部が壊され持ち去られる という事件が発生。地元ではレプリカを胴体に載せますが 2年後の8月に 付近のバス停ベンチの上に「頭部」が置かれているのが発見されます。 せっかく戻った頭部ですが、胴体を傷つけずにレプリカを外すのは困難とわかりー・・・、 田辺市は修復を断念。現在本物の頭部は市の歴史民俗博物館に 展示されているそうです。(そうだったのかー)
ネットで調べていたら_ このGW中に(5月1日)レプリカの頭部に亀裂が入り 応急処置が施された、というニュースも拾いました。
http://www.agara.co.jp/modules/tokushu/article.php?storyid=272914
この記事内に貼った写真は 亀裂が入る 前日のもの という事になりますね。
・・・牛馬童子像の受ける災難、これが打ち止めになるといいのですが。